2 お駄賃もらいに・・・
撒きびしです。
3話連続投稿・・・キツイ。
俺は剣 健悟16歳
職業は高校生・粛清屋だ。
粛清屋って言うのは(前の話でも見たように)悪い奴らを粛清する仕事。
もちろん表社会には出てこない。裏で暗躍しているのだ。
粛清屋は一種の会社のような存在で、俺は今から粛清屋のトップに立つ人物に
会いに行くのだ。
あるビルの中にあるエレベーターに乗って・・・
『えーーっと・・・『3』のボタンを4回と『5』のボタンを6回・・・』
そうするとエレベーターは最下層を抜け真の最下層に行く。
チーン「地下10階です」
そして廊下を抜け豪華なドアの前に立つ。
コンコン。「入りたまえ」
ガチャ『失礼します。』
「ん?何だ健悟か。」
この人こそ粛清屋のトップ。柊 亜衣 年は28歳
かなり美人である。髪は腰まである黒髪。瞳は赤色をしている。(何か、何かを持ってかれそうだ・・・)
「なんか物騒なこと考えなかったか?」
『そんなわけないでしょ!』・・・そんなわけがあるんだが。
「・・・で今日は何しに来たんだ?」
『あぁ。粛清を完了したからきたんだ。』
「そうか。じゃあ給料だな。ほれ。どうぞ。」
『よーし。ありがt「バァーーーーーーーン!!!!!」
轟音とともに後方のドアが壊された。
「あいちゃあああああああああん!!!仕事かんりょうしたよおおおおお!!」
「・・・・・(またドアの修理費が・・・)そ・・そうかわかった。」
「!!けんちゃんもいたの!?あいたかったよおおおお!!」
とそいつは俺に抱きつこうとしたので、
ガシッ『そーれっ!』ドシーーーン!
俺自慢の一本背負いをやってやった。
「いったぁ・・・けんちゃん!なにすんのさ!」
『おまえが飛びつこうとするもんで一本背負いしただけ。』
「ひどいなぁ、けんちゃんは・・・」
このドアをぶち壊したり俺に飛び掛ろうとするのは美月 菜那年は16。
俺が粛清屋に入った後から入ってきた奴でいわゆる後輩だ。年は同じだが。
こいつも美人・・・というより美少女だ。
肩ぐらいまである金髪と青の瞳。スタイルもいい。
「・・・で。菜那は仕事完了してきたんだろう。ほれ。給料だ。」
「わーい!ありがとう。あいちゃん!」
なぜかこいつは亜衣さんの事を「あいちゃん」と呼び亜衣さんはそれを怒らない。
なにかあるのか・・・?まぁいいや。
『じゃぁ俺はもう帰ります。もう夜も遅いんで。』ちなみに今は午後11時だ。眠い・・・
「私ももう帰るからね!バイバイあいちゃん!」
「おう。じゃあな。またこいよ!」
バタン!扉が閉まった。
『そういや菜那はどんな仕事してきたんだ?』
「えっとね・・・夜な夜な強盗をしてる奴を粛清してきたんだ♪」
語尾に音符がつくほど楽しい仕事ではないのだが・・・
『俺は女を狙って恐喝してる3人組を粛清して来た。』
「さすがけんちゃん!3対1でも軽々とは!すごいね~」
『そんなことねぇよ。あいつらカスみたいに弱かったし。」
チーン「一階です」
『おっ。一階に着いたな。じゃあな菜那!』
「うん!けんちゃんもまたね!」
明日は学校あるからな~早く飯食って風呂に入って寝るか。
次回 健悟の学園生活です。