25 剣VS刀
ガン!
俺は、依然でかいロボットと戦闘中である。
このロボット、本当に超合金で出来ているかのように硬い。
この硬さじゃ、俺の刀でも斬れないか・・・?
お?
そういや、あの研究員(?)は何処行った?
・・・いた。部屋の隅で、俺らの戦いをずっと見ている。
あの研究員、スイッチは押したがレバーとかを操作している様子はない。
ということは、このロボット、自動運転か。
・・・湖畔グループ。今の技術じゃ走るのさえ困難な自立ロボットを・・・
ドン!
離れていたロボットが、またこっちに猛烈な速さで近づいてくる!
『くそ!』
そこからの剣の一撃を刀で受け止め、今度は左に受け流す!
(左に~受け流す~♪)・・・古いな・・・by作者
そして!
『【爆熱の浄拳】!』
ドォン!
・・・という大きな音がし、またもロボットは後ろに吹っ飛ぶ。
しかし、ロボットは何事もなかったかのように起き上がる。
「ハハハ!どうだ!?このロボットは無敵なんだよ!!!」
どこからか、そんな声がする。
どこからかというと、隅にいたあの研究員だ。
・・・カチーン♪
『てめえ!うっせぇぞ!』
と、あの研究員に近づこうとするが・・・
「ピー・・・操縦者危険。防御体制ニ入リマス」
と、一瞬でロボットが行く手をふさぐ。
俺はいったんロボットから離れ、また対策を練る。
・・・このままではジリ貧だ。俺の体力だけが削られて行く。
その前に・・・!
と、またあのロボットが近づいてきた!
そのまま、剣を振り上げ、そして、振り下げる!
俺は後ろに飛び、危険は避けた・・・
ロボットの剣は地面に突き刺さる!・・・が。
ドォン!
ロボットは剣を地面に突き刺したまま、その勢いで剣を支点に前転をしてきた!
なんというか・・・ハンドスプリングを剣を支点にやった感じだ。
ロボットの足が俺に近づいてくる!
あまりに予想外の出来事だったが、とっさに前に避けた。
ロボットは華麗に着地し、勢いで剣も抜けた。
俺は、相手が後ろを見ている隙に脚に刀を叩き込む!
ガァン!
やはり弾かれるか・・・
しかし、ロボットは攻撃を弾いたにも関わらず、よろめいた。
・・・ん?
そういや、脚や腕は細いな。経費削減か?
・・・あの細いところ、落とせるかもしれない。
俺は、その細いところを重点的に狙うことにした。
は~何ヶ月ぶりだろう。撒きびしです。
今回は健悟VSロボットの2回目。
いや~健悟君。苦戦してますね~
剣「まぁな」
しかし!次はこの対決、終わります!
・・・なぁ剣君?
剣「なんだよ?」
・・・主人公が負けるってのも、なかなか新しいんじゃない?
剣「【暗黒の地獄拳!】」
どぼるうぁぁぁ!!!
・・・声にならない声が出た・・・
ていうか、こんなところで新技使うなよ・・・ガクッ
剣「・・・」