9 粛清屋として・・・
その夜、俺は亜衣さんに呼ばれ、粛清屋のビルに向かった。
コンコン「どうぞ」
『こんばんわ、亜衣さん。どうしましたか?』
「あぁ・・・実はな・・・」
コンコン「どうぞ」
ガチャ「あいちゃんこんばんわ。ってあれ?けんちゃんもいる?呼ばれたの?」
『あぁ。そうなんだ』
「そうだ。今日は二人とも呼んだんだ」
『で、用件とは?』
「今日、琴龍寺高校が乗っ取られたらしいな」
『はい。[キル]と名乗るものに・・・』
「いいか。今、ひそかに粛清屋の密偵隊が琴龍寺高校に向かい、その組織の動きを観察してるんだが・・・
さっき、ある情報が入った。
その組織は、そこで怪物・・・いやモンスターを作っているらしい・・・」
「『モンスター・・・?』」
「そうだ。たぶんその[キル]と言うヤツはそのモンスターを使い、明日、琴龍寺高の生徒、職員を抹殺し、自分たちの力を世界に知らしめるつもりだ。
今はまだ、今日の琴龍寺高の騒ぎがマスコミなどに取り上げられていない。
だからこそ、明日でこの騒ぎを止め、その[キル]を粛清するんだ。」
「でもあいちゃん。私たちはその[キル]に学校に来いって言われているんだけど・・・」
「大丈夫だ。影武者を用意している。おい。出て来い」
「「はい」」
と、俺たちの影武者が姿を現した。なるほど、完璧だ。
「「健悟様。菜那様。私たちが役を引き受けましたので、その点はご安心ください」」
声も完璧だ。何も言うこと無し。
「で。健悟と菜那は、明日これを着て、琴龍寺高に乗り込むんだ。そして奴らのモンスターを倒し、出来れば[キル]も粛清してこい」
と、俺たちには、黒のマントが渡された。フードもあって石蟹たちにはばれないだろう。こんなところで言うことじゃないが、かっこいい。
『でも、俺たち二人じゃ・・・』
「誰が二人で。と言った。かなりの人数を用意している。その点も心配するな」
『はい』
「それではお前たちに依頼する。琴龍寺高校のモンスター及び[キル]の粛清だ。明日の午前6時から琴龍寺高校を見張り、モンスターが出てきたら、突入、粛清だ。わかったか!」
「『はい!』」
「それじゃあ、今日は家に帰って、明日に向けて、体を休めておけ。明日は長期戦になることが予測されるからな」
『それじゃあ、失礼しました』
「バイバイ、あいちゃん」
「お前ら・・・絶対に生きて帰って来いよ」
「『はい!』」
と、俺達は家に帰ることにした。
「けんちゃん。明日、絶対に死なないでね」
『死ぬわけ無いだろ。だって俺は最強だし、何より・・・』
「何より?」
『ここで死ぬわけにはいかないからな。・・・っていうか、お前だって死ぬなよ」
「大丈夫だって。ここで死んでたらあいちゃん怒るし」
こんな会話をしながら俺達はそれぞれの家へと帰っていった。
次回、粛清屋VS悪の組織との戦いが始まる。
あ、やばい。『主人公最強系』のキーワード入れなきゃ。