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ボタニカル

あじさい

作者: あいなめ

梅雨に入って

あじさいの季節となってきました

家々の庭から顔をのぞかせる

その低木はこの季節だけ

存在を強く主張してきます


雨とともに色を変えていくから

あじさいの花言葉は移り気、だそうです

それは毎夜姿を変える月の様に

きっとかけて誓うのには

向きはしないものなのでしょう


赤や青、そして紫

様々な色があるけれど

でも実は土によってその色は決まり

色自体が赤から青へと、あるいはその逆に

移り変わる事はないのだそうです


だとしたら、白い花が色づいていき

そしてやがては枯れ果てたとしても

それは移り気というわけではなく

ただ単に愛が芽生え、色づき、そして枯れていく

それと同じことなのではないでしょうか


今日見たあじさいは色づく前

白い色のままでした

時とともに、雨とともに

はたしてどんな風に

色づいていくのでしょう


そして私の心は今

どんな色をしているのでしょう

まだ色づく前の白いままでしょうか

私の心の土壌は

私の心を何色に染めるのでしょうか


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