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モザイクの心

作者: 佐々木 龍

テーマパークに行くと心が死ぬ

目が沁みる程の

消毒の臭いがする水に揺られ


ボートから見える世界中の子供たちの

歌声を聴いているうちに

涙が出てくるのは

悲しいからではなく

(むな)しいからなのかもしれない


こんなふうに言うと

嫌われる

だけど正直な気持ちだから

言わずにはいられない

一人になった時に


誰かが別の誰かに悪口を

言ってるのを見ると

冷や汗が滲み涙も出る


ああそしてあのおそろしい日々の

再来のような場面を見たその時は

呼吸は浅く早く胸は高鳴り

そっと目を閉じる

まだ怖いのかもしれない


(よご)れていても

いいですか

ケガレていてもいいですか

曲がっていても好きで

いてくれますか


壊れていても


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― 新着の感想 ―
[良い点] いいです!
[良い点] 佐々木龍さんの詩というのは、普通の人の詩が崖っぷちを内側に向いて、走行する車さばきだとしたら、思いっきり外側に向かって、ハンドルを切っている車さばきなんですよ。 で、これ、失礼かもしれな…
2021/06/16 10:12 退会済み
管理
[良い点] モザイクの心 タイトルがしみじみと心に沁みてくる。そんな感じがしました。 生きて歩いていると、心がモザイクみたいになりますね。 ひび割れ、傷つき、進むために継ぎをあてて、ちぐはぐな違和感…
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