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第9話.散策

誤字・脱字にはご容赦下さい

●9.散策


朝だ。

いやぁ健康的だ。


山の朝は早いっていうがなるほど、山の麓なので朝日が早く当たるからなんだね。

昨日は色々あって疲れてたのかな。ぐっすり寝て夢も見なかった。

都会の騒音も無いし夜はほんとに静かだった。


今日も仕事頑張りますかね。早速PCを立ち上げステータスを確認


鈴木健介おっさん

LV:1

HP:50/50

MP:40/40

攻撃:20

防御:10(+0)

魔法攻撃:30

適性:全属性(火1水1雷1氷1風1土1光1無属性1)

状態:良好

装備:布の服(+0)

給料:月給35万円(年俸 450万)

職業:技師10 剣士5 魔法使い1


MPが回復してた。


朝は昨晩に炊いたコメ。もちろん炊飯器で。

オカズは鯖缶とインスタント味噌汁で済ませた。


会社からメールが来てた。


P3~4目標:最寄りの街へ訪問し、現状を報告する事。


P3。これ、3月の事ね。

つまり引きこもったままではダメって事か。



さて今日も仕事(生活)するか。


納屋にある外出装備に着替える。

鉄の剣も引っ張り出して装備した。


ひゅんひゅん振ってみたが何の変哲もない普通の剣。

まぁ護身用に持っていこう。

鞄にナイフ、コンパス、納屋数枚あった羊皮紙に手書で写した地図をずた袋に入れて・・・。

ちょっと散策に出発した。


拠点を出て山に入り、山鳥の鳴き声を聞きながら20分程歩くとちょっとした谷間があり、奥に小さな沢があった。

綺麗な小川だった。ヤマメとかいるし。癒されるなぁ。

人の通るような道は無く、まわりにあるのは細い獣道だけ。

山芋のつるも生えてた。今度暇な時に掘ってみるか。異世界の作物で興味あるし。


小川をそのまま下っていった。

歩いてきた谷間を抜け、周りが荒地みたいに開けてきて、小川が蛇行した所に小石の堆積した洲があった。


ん! なんかいる!


あれはゴブリンか?


子供くらいの大きさで貧相な体格をしている、手には木で作ったこん棒のようなものを持っており、そいつは緑の体。黄ばんだ目でこちらを見た。


ぎゃおぎゃお!


やべぇ!見つかった。


がさがさがさがさ・・・


しかもこいつ1体だけじゃない

他にも数匹いるようだ。


すると背後の森の中から新たに2匹のゴブリンが飛び出してきて

小川を横にして俺は3匹のゴブリンに囲まれてしまった。



背後に回ったゴブリンAはこん棒で殴りつけてきた。


ガキン!


俺は慌てて抜いた剣でこん棒を弾いた。鈍い音がした。

ゴブリンは大した力ではなかったがこん棒に直撃するとケガはしそうだ。


すると視野の端にいたゴブリンBがまたも死角からこん棒で殴りかかってきた。


どかっ!


右肩を横から殴られた。


いてぇ。このやろぉ。


そのままゴブリンBを蹴り飛ばした。


びゅん!


ゴブリンCは石を投げてきた。頭を守りながら躱す。


ちくしょうがー!

3匹で連携してきやがる。

とりあえず包囲を解かねば。


俺は最初に殴りかかってきたゴブリンAに狙いを決め、ダッシュで間合いを詰めた後、

ゴブリンAの頭を上段から切り伏せた。


びゃー!


断末魔を上げゴブリンAは脳天から血を吹き出して斃れた。


ぐぎゃぎゃぎゃぎゃーーーーー!ぎゃぎゃー!


その後、俺は夢中で石しかもってないゴブリンCを追いかけた。

逃げだしたゴブリンCの背中を剣で刺し、倒した。


ぎゃわぎゃわ!


ゴブリンBは森の方へ逃げて行った。


「・・・・助かった・・・・・。」


俺は拠点へ逃げ帰った。

仕事舐めてた・・・。異世界は甘くなかった。

マジ怖かった。リアルだし。


2匹殺した。


強くならないと俺は死ぬ。それを感じた。


今日は拠点に帰った後、何も仕事が手につかず一日を終えた。


鈴木健介おっさん

LV:2

HP:32/55

MP:40/40

攻撃:22(+20)

防御:12(+5)

魔法攻撃:30

適性:全属性 (火1水1雷1氷1土1風1光1無属性1)

状態:軽傷

装備:鉄の剣(攻撃力+20)皮の服(防御力+5)

給料:月給35万円(年俸 450万)

職業:技師10 剣士5 魔法使い1


読んで下さり誠に有難う御座います

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