表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

人助け

 とある村に立ち寄った時のことだ。

 その村は、以前魔物に襲われたらしく酷く寂れていた。


 戦いで疲労した体を少しでも休めようと思い宿に向かったのだが、そこである問題に巻き込まれることになってしまった。


「勇者様、どうか子供たちを探して貰えませんか?」


「当たり前だ!困ってる時は助け合うのが普通だからな!」


 近くの洞窟に子供が行ったっきり帰ってこないらしい。

 宿代はタダにするから様子を見てこいとのことだ。


 正直行きたくはなかったのだが、勇者ということで顔を知られている。ここで断って悪評が付くのは今後の旅にも影響していくだろう。

 それに仲間たちがやる気になってしまった。ここで行かないと誰が言えるのだろう。


 そして、件の洞窟まで出向いた訳だが、当然のようにそこまでの道のりに魔物が大量にいた。

 子供はどうやって洞窟まで辿り着けたのだろう…。

 話を聞く限りでは自分から洞窟に言ったように聞こえたが…魔物にでも操られていたのだろうか?


 洞窟内は薄暗く、少しジメジメしている。そしてやたらと広い。分かれ道が多く、マッピングをしないと帰れなさそうだ。


「…すみません、少し、休んでもいいですか…?」


 流石に歩き疲れたのだろう。シャルの顔色が少し悪くなっていた。


「…大丈夫?一応、回復魔法かけとくよ。」


「あ、ありがとうございます…。」


「ちょうど休めそうな部屋もあるし、そこで休憩しようぜ!な、勇者!」


「…そうだね、無理は禁物だ。」


 無理をして全滅…なんてシャレにならない。

 加護があるとはいえ、またこの洞窟を1から歩き回らなければならなくなる。

 それは避けたい。


 そして、俺らは少し休憩をとる事にした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ