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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

karakurenahi

作者: 貨物男

声をも知らぬ君

維新この方廃れたる日本刀(やまとがたな)を今さらに

ただ二人で交わして知るのみ


(やえば)煌めくは天に知られぬ稲妻か

天に知られぬならば君が知るべし

我も知るなりその煌めくを


互いに交わす刃の下に

死ねたらと思うこの頃に

日本刀(やまとがたな)に散ることこそ誉れ


死して劔の山に登るなら

いまこの場で登るとしても変わるまい

人の世は儚く(墓無く)散るもの去り行くもの


君の去り行くを

野嵐に吹かれて消ゆる

白露のごとく見ゆ


次に刃交わせしときは

我は死のうぞ誇りに染めてや紅に

そのときはじめて(こと)を交わそう

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― 新着の感想 ―
[一言] 白刃を己の信じた道のために紅鋼と染めて行く 決意を込めた詩なのですね。 美しいですね。
[一言] 陸軍分列行進曲を思い出し、思わずyoutubeで自衛隊記念日観閲式を見てしまいました。何でも手軽に見ることのできる世の中になったものですね。 時代は変われど、ひとつの信念を胸に刻んだ男たち…
[良い点] 儚げな刀の嘆きが聞こえてきました。 お互いに散って逝くしかない運命に翻弄されながらも血の再開を渇望してしまう…… そんな物悲しさを感じました。 なんというか、大和魂見たりという感じ…
感想一覧
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