表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕の心の曇りの部分

作者: 宮古 翠

今日は曇り空だった。


朝目覚めると、窓から淡い光が差していた。

その光で目を覚まし、寝床からゆっくりと起き上がる。


どうしようもない悲しい気持ちに襲われた。自分の心に雲がかかっているかのようなそんな気持ちがした。


そんな気持ちを持て余しながらとりあえず生活する。洗面所で顔を洗い髪を整える。


惰性で生きている。まさにそんな感じだった。


鏡に映る自分と目が合う。

本当に変わらないな。僕はそう思った。

こんなにも葛藤しながら生きているのに僕の顔には何の変化もない。

この葛藤はなかったのか。

僕の心を支配するもやもやはないものだったのか。


僕は矛盾を感じている。

他人とは比べるなという母。

1人では生きられないという母。

矛盾しているじゃないか。


1人で生きられないなら他人と生きるしかない。

他人と比べずに他人と生きていけというのか。

そんなできた人間この世にいるのだろうか。


もしいるとしたら、それはただ無関心なだけでは、と思う。

無関心は恐ろしい。

僕は他人に関心を持っていて、無関心だ。

どう思われるか気にしているのに気の利いた言葉一つかけられない。


そんな葛藤に悩まされる僕はまだ幸せなのかもしれない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ