登場人物
秋山 弥夜 あきやま みや
本編の主人公。もうすぐ18歳。
何処にでもいる器用貧乏で、取り立てて人に言えるような特技もない女子高卒の演劇部OG。極一部の後輩からはやや過激に慕われている。広く浅くがモットーの読書家なので、オタクでは無いと思っている。ハマったら取り敢えず体験してみる主義。あだ名はみーやん。
アルベルト・リュイボス
特攻と殲滅戦を得意とする騎士団所属の生真面目な騎士。今は何故か王子様の護衛の任務に付いている。名家だったが、幼少期長く続いた戦で領地が大赤字の所に更に先代が戦死し、もはや名前と身一つしか残っていない極貧状態を最近なんとか立て直した。
大陸一の槍の名手と謳われているが、本人的にはどちらかと言うと剣のが得意。ダイエット茶みたいな名前しやがって。
ちょっとヘマをして死にかけた所を異世界トリップした直後の弥夜に助けられ、それ以来行動を共にしている。
エルバルド王子
12歳。現状、急逝した王の唯一の王子だが庶子。「王太子」の称号を得ていない為、戴冠の儀をしていない。顔が可愛い。実情は訳あって男装している、只の夢見がちな女の子。
ラナート=ハン・ブラント
広大な盆地ブラントを領土に持つ若伯爵。
アルベルトの幼馴染のムキムキのにーちゃん。アルベルトを気にかけているが、何やら負い目があるらしい。
マティオラ=ツヴェルフ・ロザート
「舞踏会で石を投げたらロザートさんに当たる」でお馴染みの子沢山、ロザート大公一家の第十二子。卿の位はあるものの、兄弟が沢山いるため彼は気楽に宮廷で画家をして過ごしている。遊んで暮らせるだけの蓄えはある。
アルベルトの事を女名で呼んで愛でている変態。目が悪いのだろうか。それとも頭か。
ロザート大公 ヒース=アインツ
ロザート大公家の当主。マティオラの兄。兄弟が沢山いる。代々ロザート一族の子は、女は正妻の故郷の言語の数字から、男は更に花の名前を名付けられる。
尚、第一子が女だった場合は2から始めるらしい。
ユーラン公妃 レイ・ユーラン
先先代ロザート大公妃。マティオラのおばあちゃんにあたる人。今は亡き大黎帝国の第4皇女で、名を黎 玉兰という。
ハンネス
ブラント伯爵家の家令。喰えないおじいちゃん。
ユーディス
ブラントの家に奉公に来ている小姓の少年。
ミリー
ブラントの家の女官長。背が低く全体的に丸っこい。
ラティエ
ブラントの家の女官。背が高く厳格な性格。
酒天 悠里 ささたか ゆうり(ゆーさん)
弥夜の親友。背の高い尾山人形系の美少女で、黒縁眼鏡の腐女子。カバンに常に2〜3冊からの薄い本(R18)を忍ばせている。高校生の身分でどうやって入手したのかは不明。家がお金持ちで、自宅の門の外にはいつもグラサンスーツのけいびいんさんがいる。
海親 美晴 うみちか みはる(はるちゃん)
弥夜の親友。残念なビスクドール系のかわいこちゃんで、常に酒天と行動を共にしているがたまに弥夜が企画するコアな体験ツアーに付き合ってくれたりする気のいい仲間。多分もう2、3年したら美人になる。少し丸っこい天然縦ロール。夢女子を自称している。
藤岡 楓 ふじおか かえで(えっちゃん)
弥夜の幼馴染。家が神社なのに、何故かミッション系の高校に通う隣のクラスの巫女さん。クッキング部に所属していて、いつも甘い匂いをさせている。運が良いとクッキーやカップケーキを分けてくれるレアキャラ。最近学校を休んでいた。