閑話? アイテム作成 って感じ(2)
マンションの奥様3人の依頼された品はできたわけだが、まだ時間は余ってるし作成意欲は健在だ。
『となると……第2期組に売る基本装備でも作ろうかな?』
と、呟き新たな装備品の開発に頭を回しだした。
武器の類…きっと”工房衆”がまた売り出すだろう、となると1人の俺では品数・種類で完全に負けるわけで売り上げは望めない。
装備品防具……これは恐らく”マスカレイ”の独壇場だろう、『オーバーオール』の類の情報は流さないといけないので出し抜くことは不可能だ、といって基本素材はあるのに売り出さないってことは考えたくない。
『消去法的にやっぱ盾になるか』
最初のレイドクエストの時のグレイゾーンの”盾”を狙えば隙間産業として需要があるかもしれない。
そう思い、色々設計図を書いてみたがピンとくるものが出てこない。
多少安くすることはできるが、最初から初めて買ってくれたPCに不忠な値段設定はできない、値段はちょっと下げるとしても、素材を(多量に持っているが)使いすぎるものは却下……のほうがいいと思う。
普通の盾などは面白くない、そりゃそうだ俺を含めて”生産”等をする奴はある意味変態だと思う。
考えても見てくれ、普通いい装備品が欲しければYANをためて買えばいい、それを命がけで素材を集め自分なりの装備を作る、あまつさえ命がけで集めた素材で他の奴に装備品を作ってやっている(報酬は貰うがな)
作成に失敗すれば素材は(多少なりとも)失ってゆくのだから生産を選ぶ人間は、Mっけがあり、普通の物を納得できないある意味キ○チガイなのである俺もそうと思う。なら他の生産者の作品とダブった様な作品なんぞは作ったり売ったりする気は無い。
俺としての強みは”武器の属性を持つ盾”の作成のアイデアかなと思う、しかし【槍の盾】【剣の盾】は俺の専用だ他の奴に作ってやる気は無いので、もっと変わった盾で勝負しよう。
方向性は決まった、なら設計を書くより動いたほうが俺の性に合っている。
”基本装備屋”で売った”木の盾”より一回り大きな盾の原型を作るそれに基本の”鉄”を表面に張り合わせ”鉄の盾”を作成。
このままでもDF+6の盾で売れるとは思うが面白くない、そこで槍の穂先パーツを多量に作り盾の表面に付ける・付ける…さらに付けてゆく……夢中で付けて行ったが19本付けることが出来たハリネズミみたいな見た目になったが気にしない、取っ手をつけて完成鑑定してみると
【剣山(盾:基本)評価2 AT+6・DF+6】
と一風変わった物が出来て満足できた、これを第2期組に売る商品にしよう。
試運転したいなと思い見渡すと完成品を自慢するスペース(いつの間にか工房内一部で自慢大会になっている)に、ライナスが居るのを発見PVPで対戦を提案して了承をもらい対戦してみる。
ライナスの武器は……またガラスの剣かいw今度は片刃剣で背の部分は鉄で補強している、まぁガラスだから堅い敵だと割れるから打撃要素を加えたのか?今回の素材は普通の素材みたいだから壊れそうだからな。
《Lady Fight》
PVP開始の声と共に突っ込んでくるライナス、振るってくる剣はクリスタルガラスの様に透明でなかなか厄介だ、必死に”剣山”で受ける・受ける……隙アリぶん殴る、と使い勝手を試してゆく。
”剣山”の特徴が分かってきた盾としては受け流す事はできないし、シールドアタックをしてもダメージは出るが(けっこうダメージが行ってるみたい)スタンは出ないと欠点が多いが面白い特性を発見した。
こう受けた瞬間にちょっと捻るっと、するとライナスが武器を落としそうになるのだこれは面白い……続けていると【バキン】という音と共にライナスの剣が折れた……
『……なんか、すまん』
なんと、この”剣山”アームブレイカーとしての属性もあったみたいだ、普通ではこんなに早く壊れることは考えられないとのことだった。
せっかくの武器を壊してしまい、しょぼんと落ち込んでいるライナスに、お好みを10枚焼いて渡すことで手をうってくれた……いろいろスマン。
お好みをゆっくり焼いていると今度はゲイルが来て話しかけてきた。
「なぁセイ、どうしてお前は盾ばっかり拘るんだ?」
ジュー
『ん?そりゃ痛いのが嫌じゃけぇのー』
ジュー
「いや、防具とか武器とか良いのをそろえたら、いいんじゃね?」
『うしっ、最後の1枚出来上がりっとライナスこれでカンベンな。ゲイルそうじゃないんじゃい、いい武器持って戦ったら楽に倒せるじゃろうし、いい防具付けたらダメージも少なくなるとは思うで』
「それじゃ、なんでだよ」
『ダメージじゃなくて”痛い”のが嫌なんよ、防具でダメージ抑えても痛いのは痛いし重くなるじゃん?じゃったら”盾”で受けた方が痛くないし受けんでいい攻撃は避けれるじゃん俺はそっちがいいの!』
このアナザーワールドというアプリは感覚がある、毒を喰らうと”サー”っと血が出る(献血の時見たく)感覚等あるが、ダメージの感覚がなんというか痛いというか、正座をし続けた後の足の痺れみたいな痛みなのだ、盾で受けた場合これが静電気見たく一瞬で消えるので俺は盾を選んだのだ。
「そんなもんかね~」
『お前も一回使ってみぃや、盾の良さが分かるからのー』
と言ったが分かった様なやから無いような顔をして作業に戻っていった。
分かる奴だけでいいと思いながら、その後は多少修正をしながら販売用の”剣山”を増産して街めぐりまでの時間を潰す俺なのであった。
セイが何故、武器・防具の中で盾の比率が多いのかの説明会でした。
更新遅く申し訳ないですが、なかなか文が掛けず情けない限りです><
そして久しぶりに
感想 意見 評価いただけると 作者が踊りだします
えっ?見えないですって?
まぁ 作者がモニターの前で踊るだけですから^^;




