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閑話 ラナとの勝負? 

感想でいただいた御意見の元、自分なりには気を付けて書いてみた閑話です。

多少は読みやすくなったのでしたら嬉しいですが、文章力0、国語成績3て書いていただけましたが1でも勿体ない位です。

自分で読んでみても、ものすごい読みずらい文章でした。

お付き合いしていただいている読者の皆様に感謝感謝です。


2015・5/29 改定

それは、工房で作業をしてる時に起こったつまらない話である。

とある日にあったささやかな出来事・・・・・・



「みんなー、食事ができたでー今回はお好み焼きやー」

と商品の増産作業中にラナさんから声がかかった。


お好みは俺の好物の一つである、わくわくしながら食事をとるべくテーブルに向かう………が、なんだよこれは?お好みと違うじゃないか!期待していた分ガックリである。


『のぉー、ラナさんや、お好み焼きってこれか?』


と声をかけると、

「お好み焼きちゅうたらこれやろう。ちょっといじってモンジャも出来るでー、美味いから食べてみー」

と返答違いの返事が、いや違うじゃろお好みっちゅうたらこれじゃないじゃん!


『そうじゃなくてお好みってまだあるじゃん、他のバージョンは無いんか?』

と聞いてみたが、返事は


「あ~、セイっちは広島の人間やったね?広島焼きは、うち、よぅ知らんのや。

前に一回食べたことあるけど、高い上に、あんまおいしゅう無かったからなー」

と聞き捨てならない一言が


『お前、広島焼き言ぅな!! それにルリ何故に、ラナがお好み作るって言うとる時に、なんでお前がお好み作らんのじゃ』

と言うと、

「私、お好み焼きの作り方知らないんですぅ」

との事、それならばこの俺が、ラナに本物のお好みを教えてやらねばなるまい。


『ちょっと待ってろ』

と残し、作業場にダッシュで行き。調理道具を買い中級まで成長させる。

スキルの習得も忘れない。

工房に帰りながら必要な食材を買っていくことにする。


『必要なのは、小麦と卵とキャベツと豚の薄切り肉、あとトッピングにモチが欲しいがアナザー内に米が無いのか売ってないんだよなー。鮮魚も川魚ばっかりだし、使えそうなのは……乾物のスルメ?これでいいや。

後、焼きそば麺とツナギの山芋がいるな。

忘れとった、やっぱソースはオタ○クじゃないといけんよな』

と、ブツブツ独り言を言いながら必要な食材を選んでゆく。


空腹枯渇メーター?そんなものはマズイが非常食で回復させておく。

お好みの美味さを知らしめるためには、こんな一食は些細なことだ。

関西風に負けるわけには行かない、以前、TV番組”どっちの料理が食べたいでショー”で負けたのを見て『んなわけないじゃろうが!なんで負けるんじゃ!!』とヤケ酒を飲み、二日酔いになったのは今でも忘れていない。


食材を買い込み工房に戻る。

皆は食事を終えてるみたいだが、この世界は食べたければいくらでも食べれる。

だたし、メーターが100%以上には、ならないので意味が無いし食材が勿体ないので、夜のミーティングと称した飲み会以外は、あまりしないだけである。



まずは材料の準備だな。スルメを形のまま衣をつけて揚げ、イカ天を作っておく。

小麦をだし汁で溶き生地の作る、焼いた時に粉っぽさが出ない様、山芋をすり生地に入れるのも忘れない。本職なら小麦だけでも美味しくできるみたいだが、俺は素人なので山芋に頼ることが多い。

キャベツを千切りにして下準備は終わりかな?確認するが不足はない。


この作業中、工房衆(みんな)は、何かやってるなとチラッとは見るが、放置状態だ。『ルリお前も広島県人じゃろうが!作り方を見て覚えろや』と言いたかったが、今は商品にするための増産作業をやっているので邪魔はしないでおく。

……後で反省会やるからな覚えとけよ!


鉄板を熱し油を引く、油が熱され白い湯気が出だしたところで、オタマ一杯分の生地を鉄板に落とし、オタマの背でクレープ状に広げる。

生地が固まりだしたら、上に魚粉を振りキャベツを手で掴み山盛りにし、トッピングのイカ天をぼどほどの大きさに砕きキャベツの上にのせ、さらにその上に豚肉を乗せる。

その後生地を上からオタマ半分位分かける。これはひっくり返した時にツナギになるのだ。これでメインが出来た。


これからが第一の関門、二つのヘラでひっくり返す、それだけか?と思わないことだ関西風は液化しているが、こっちはまだバラバラなのだから難易度は高い。ひっくり返したら、蒸し焼きにするリアルでは専用のフタを我が家では作っているが、今はそれが無いのでボウルで代用する。


蒸し焼きにしている間に鉄板の空いた所で、焼きそば麺をほぐし具の無い焼きそばを作る。味はオタ○クで少し薄めの味付けが俺的には正義だ。

濃すぎたら完成後食べたときに、キャベツの甘みが感じれなくなるからだ。

焼きそばが出来たら、焼きそばをまとめてその上に蒸し焼きにしていたメインを上に載せる。


次に卵を鉄板の上で割り、鉄板に触れて白身が少し白くなっただけの状態で黄身をヘラで割りお好み焼きと同じくらいの大きさに広げる。

広げ終わるとその上に先ほどのメイン部分を、焼きそばごと上に載せてヘラを2枚クロスし軽く押しつぶす。

こうしないと厚すぎで食べにくくなるので俺が作るときの必須作業だ。


厚みを適度調整してひっくり返し軽くオ○フクソースを掛けて、青ノリを振って完成である。もちろん鯵の元を使用するのは忘れていない。

完成したお好み焼きを、ヘラで半分に切り半分だけ試食する……うん満足する出来だ。

うし、これで勝負じゃ。


『お~い、ラナちょっとこっちに来てこれ食ってみぃ』

とラナを呼び、残り半分にであるが、鉄板の上のお好みを食べさす事にする。もちろん食べる用の小さいヘラを渡すのも忘れない。


さて、ラナの実食……一口食べて動きが止まった、美味いじゃろ、そうじゃろう、顔を見れば分かるぞ。

その後はすごい勢いで食べつくした。しかし食べ方は下手だな、綺麗に食べれず最後は野菜炒め?っぽい感じになってたが仕方がないかな。

興味があったのか他の工房衆も大半が集まっている。


『どうじゃ、美味かったろうが。何があんまり美味ぅないじゃ。速攻でお前、食うたじゃないか?これが本当のお好みじゃ。

一銭洋食から進化したお好みを、広島焼きとか言われるこたぁないんじゃ』

と言うと、

「うっさいわ、広島焼きなんて最後の方にはグチャグチャになって汚くなるやんか。食べにくいんや、それにココのWIKIにもお好み焼きっちゅうたらウチが焼いた様なやつになっとる。

やっぱお好み焼きちゅうたらウチが焼いた方がお好み焼きやねん」

とほざきやがった。


『ラナ、お前、今の一言で広島県人130万人を敵に回したぞ! 汚いって、おどれが食い方が下手なだけじゃろうが! まともに食えんでカバチたれるな!

それにGMゲームマスター、この会話聞いとるんじゃろうが? おどれはどう思ぅとるんじゃ? ワシが作ったお好みを広島風とかぬかしたら、明日から小一時間ワシが納得するまで毎日コールセンターに問い合わせし続けるど。

WIKIに、ええ加減なこと載せよってええかげんにせーよ』


と一息で言ったが……集まった工房衆が引いているナゼだ?当たり前の事だろ?


「セイ君、もしかして君はヤが付く商売の人なのかい?」

とアレックが

『あ゛ぁ~?なぜに俺がヤー公にならんといけんのじゃ? この口調は、広島じゃぁ当たり前じゃぃ。 広島弁はすべてヤー公か、おぉ~? アレックお前も広島県人を敵に回す言うんか?』

というが周りは更にドン引いてしまった。


「あのぅ、セイさんおっしゃることは分かるのですがぁ、|たちまち《とりあえずって感じの意》ラナさんとの事はお互いが焼いたお好み焼きを、お互い半分ずつ食べ合ってお互い冷静に話し合ってはどうでしょうかぁ?」

とルリさんが言ってきた。ふむ一理ある、しかしお前はお好みの焼き方すら知らんかったんじゃけん、夜に反省会は不可避だぞ。


お互いが納得し、一枚づつお好み焼きを、焼きそして半分づつ切り分け、お互い食べ合ってみる、まずは俺が焼いたお好み焼きから食べてみる…・・・美味いよな。それにグチャグチャになるわけがない。

やっぱ食べ方が悪いんじゃないか?食べ慣れたら崩れずに綺麗に食べれるんだよ。

続いてラナが焼いた”関西風”を食べてみる……美味っなんだこれ?外はカリッとした食感なのに、中はふんわりとしてブチ美味いじゃないか?

今まで食べた関西風はグチャグチャのまんま出てきて、自分で焼く店だったが、上手く焼けばこんなに美味くなるのか……あなどれん。


お互い食した後、先に話し出したのはラナの方だった。

「美味しいのは美味しかったよ、それにセイっちは綺麗に食べとった。さっき言うたの取り消させてもらうわ、今度作り方教えたって」

と……そういわれると、こちらも正直にならざるをえまい

「ワシも悪かったっていうか、そっちのお好みがこんなに美味いとは知らんかった。俺が知っているのは自分で焼く店で美味くなかった焼き方を俺にも教えてくれ」

とお互い和解した。後で知った事であるが、大阪では自分で焼くのは変なことではなくごく普通の事だったらしい。ということは大阪人は美味い焼き方を全員マスターしているというのか?


和解の握手をした後、何故か

【【ピコーン】只今 ”工房”で”魔晶1個”の発見がありました】

と出たが、誰も作業で発見をしていない。


WIKIを見て確認した所。今まで”お好み焼き”となっていたものが”お好み焼き(一部では関西風お好み焼きと、呼ばれるもの一般的に普及率が高い)”となっており

先ほど発見していたものは”お好み(広島県で一般的に食されるお好み焼き)”となっていた。

ほむ、GM的にはこれで落としどころと考えたのか、これならまぁ100点とは言えんがまだ納得できる。コールセンターに問い合わせはしないでおこう。


その後、工房衆全員にお好みを振りまわったが好評だったと追記しておこう。


それ以降、ラナさんに話しかけたが

「もうさっきまでの通り、ラナで呼び捨てでいいやん、さん付けはあんま好きやなかったから丁度ええし、今後さん付けでセイが呼んでもウチは無視するで」

と言われそれ以降呼び捨てになってしまった。

あんまり女性を呼び捨ては慣れないが慣れるしかないのだろうか?

料理を書くのは難しいですね。思い付きで考えた閑話が、ここまで苦労するとは^^;

作者個人的に広島焼きって言われ方がいやで考えた話です。


使えなかったネタ その1

『GM、βテストがく平等じゃって、うとぅとったが、今俺らがβテストさせられよんじゃないのか? それに何が発見じゃ、装備やらなにやら開発費浮かす為にPCを使っとるんじゃないじゃろうのぅ』


ってのを入れてみたかったのですが、収集つかなくなりそうで却下になりました。

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