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ある若者の悩み
俺には悩みがある。
何を隠そう、この世の中のことだ。
夏に行ったビーチではナンパが跳梁しており、つい先日の秋の校舎内ではハロウィンの名の下に見ているこちらが胃をひっくり返されるような甘いやりとりが跋扈していた。
我々は今一度、恋人という存在を考え直すときが来ているのではないか。
「ようするに、クリスマスを一緒に過ごす彼女が欲しいってコトでしょ?」
「そういう現実的な物言いはよせ。最近なぜだか涙腺が緩いんだ」
三題噺かんがえたーhttp://shindanmaker.com/493831より三題。
『悩み』『恋人』『夏』