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作者: 哩彩

僕は、平凡な家庭に生まれた。

平凡な頭脳を持ち、平凡な運動神経で平凡な学校に通った。

僕が小学生のとき、友達に貧乏な家庭の友達と裕福な家庭の友達がいた。

貧乏な家庭の友達は、低学年のときは普通だったが、高学年になると貧乏というのが目に見えて分かるようになっていった。その一つは服装だ。穴のあいた服を何度も縫っていてボロボロになっていた。他にも、夜ご飯や朝ごはんをあまり食べていないからお腹すいた。とその子がよく言っていた。だから食費もあるかないかくらいだったのだろう。

裕福な家庭の友達は、服装はいつも綺麗でシワ一つない服を着ていた。ご飯も高いものをいつも食べていたと聞いたことがある。だが、両親がすごく真面目な人で堅苦しい家庭だった。

その友達がいたせいか、僕は裕福になりたいとかは思ったことがない。貧乏より、裕福すぎる家庭よりも、平凡の方がいいと思っていた。

でも、つまらないなーと思った。特に楽しいこともなく過ぎていく時間。

何か起こらないかといつも考えていた。

楽しい日々が過ごしたい。といつもいつも思っていた。



〜10年後〜

平凡な会社に入社して、綺麗ですごく優しい人に出会って付き合いはじめた。たまにある休日には2人で出かけたりした。そして1年後、僕は彼女と結婚をした。その後長男が生まれた。

今は3人で暮らしている。もう少しで4人になる予定だ。

僕は10年前の僕に言いたい。


今僕はすごく楽しい日々を過ごしているよ。

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