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SUICIDE37〜拳で交わす約束、ソシテ狂気〜

今回の前半は大分はしゃいでます。苦手な方は………ゴメンなさい。あと、後書きをぜひ読んでください!!







人は狂気に打ち勝って強く……ナレナイ

狂気=人、人=狂気

裏返シナンカジャナイ、イコールナンダヨッ!!









┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯






▲▼crazy mind▼▲



















……キャハッ!!

皆サンオ久シブリDeath!

愉快デ楽シイ狂気サンダョー!!


久々ノ登場ニ、俺ハテンション上ガリッパナシダゼェェェイ!!

サッキマデ寝テタカラ、トッテモ面白イ夢見ンダヨォォ♪

教エテ欲シイ? ショウガナイナァ〜、教エテヤルヨ!




グヒッ……俺ガ皆ヲ喰ッチャウンダヨォ♪




飛ビ散ル臓物ノステーキ……抉リ取ッタ目ン玉キャンディー……滴ル鮮血ノ赤ワイン……恐怖ニ染マッタ悲鳴ノ極上スパイス……アァ、美味シイソウダッタナァ〜……ウッ、ヨダレ垂レソ。



アーァ、正夢ニナッテクレナイカナァ。

ソレトモ……
















俺ガ正夢ニシヨウカナ……
















……プッ…ククッ………クフフッ…………

キャハハハハハハハハハハハハハッ!!

アヒャヒャヒャヒャヒャァァァァァアアアアアアアッァ!?

グフッ…グフフフッ……

ヒャーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!

ヒヒヒヒヒィィィィィィィ!!

キシッ……キシシシシシシシシシシシシシシシッ……
















グピッ……イッタダッキマ〜ス♪





















┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻
















「フッ、フッ、フッ、フッ、フッ……」



闇が明けたばかりの白靄しろもやが立ちこめる早朝。

俺はその靄の中を走っていた。



目的はない、ただ道なりに走るだけ。

理由はない、ただ前へと走るだけ。

意味はない、ただ無心で走るだけ。


たまたま早朝に起きてしまい、たまたま走りたくなった……それだけだ。



「フッ、フッ、フッ、フッ………フゥ」



俺の足が不意に止まる。

そして気づく、目の前に立ちはだかる存在に。

それは俺と同じ白髪を持った男で、地面から数センチ浮くという物理学上ありえないことをやっていた。

……まぁ、幽霊だから仕方ないけど。



「どけ、クソ親父。物理的には問題ないが精神的に邪魔だ」

「父親に会って第一声がそれってどうよ?」



そう、目の前に表れたのは俺の親父。

それにしても邪魔だ。

俺はゆっくり大きく息を吸い……




「……俺は『どけ』と言っている、邪魔親父。そのふざけたツラいつまで俺の眼中に入れる気だクソカス。目が腐る。それともあれか? お前は邪魔するだけしか脳が無いゴミか? 大体、真っ正面に突然現れるって、どこの変質者だ? 女子高生にロングコート着て同じことやってみろ。一発で警察に捕まる。つか、捕まれ。そして消えろ」



いつもは鉄拳制裁ぼうりょくで解決するけど、今日は罵詈雑言ぼうりょくをやってみた。

結果は……



「……うぅ、息子に苛められた……死のうかな……もう死んでるけど」



物凄くいじけてる。

膝を抱えて座りながら、人差し指一本で地面に何か書いてる……って!?



「なに地面にモナリザ書いてんだよッ!? いじけて書くモノじゃねぇだろ!!」

「…息子にゴミ扱いされたぐらい…いいもん…」

「分かった! 言い過ぎたことは謝る! だから、モナリザの隣に最後の晩餐書き足すなッ!!」



いじけた親父は、アスファルトの地面に指先だけでモナリザ(完成)と最後の晩餐(途中まで)を書き上げていた。しかもフルカラー+同サイズで。

コイツ、指先にどんな仕掛けしてんだ?




「んなもん道に書くな。車に踏まれたらダ・ヴィンチに失礼だろ」

「む、珍しく伏せ字使わないな」

「いや、そこツッコむところじゃないから」



相変わらず、親父はどこかがズレている。

行動も思考も、ズレまくってる。

それがいいのか悪いのかは分からな……どっちかって言えば悪いな。

やっぱりこいつはダメ親父だ。



「おい、なんか失礼なこと考えてるだろ?」

「気のせい気のせい。そんなことより……答えが決まった」



俺の言葉に、親父の口角がピクッと動く。

――そう、今日が約束の日。

親父が俺を見る目も、徐々に真剣味を帯びてくる。




「俺は……行く。親の尻拭い、俺がしっかりケリつけてやる」



俺の言葉を聞いた親父は、どこか小馬鹿にしたように鼻で笑う。



「ずいぶん図に乗ったことを言うようになったな……それぐらいじゃねぇと困る」



親父は不適な笑みを浮かべながら、右手を天に掲げるように上げる。



「来い……幻羅空鶴げんらくうかく



その手の平にどこからか光の粒子が集まり、見慣れた真っ白な鶴嘴つるはしが完成する。



「早速だが、これからお前にやってもらわなきゃならないことがある」



俺の目の前では、無風の中で靄が異様に逆巻き、親父の長い白髪が空中に踊る。

……不思議な世界がそこに展開していた。



「ハッキリ言う。お前は狂気に蝕まれ始めてる。左目が喰われたのがその証拠だ」



親父の言葉を聞いて、俺は自分の左目に右手を覆い被せる。

……体温を感じない。

診察結果で血は通ってるが、死んだような冷たさを感じさせる。



「普通、狂気は感情の一端に過ぎない。だが、お前の狂気は『一つの人格』として感情から独立している。所謂、二重人格に酷似している状態だ」



親父は淡々と語る。

俺の狂気は『殺意や快楽に忠実な意志』だ。

狂気これは、元々俺の感情の一端だった……そう思うだけで吐き気がする。



「だが、正確には二重人格とは言えない」

「……なんでだ?」

「お前には二重人格特有の『人格入れ代わり』がない。これは俺の勝手な会見だが、お前の人格は『勝者が人格を支配する』って仕組みだと思う」

「……つまり占領してる部分が多い方が勝ちってことか?」

「俺の考えはそういうことだ」



親父の言葉を簡単に説明すればこうだ。

俺の肉体や精神を多く支配下に置いた方が勝ち。

勝者に主人格メイン・キャラクターの地位を与えられる。

そして現在、主人格の地位は俺にある。

つまり、副人格サブ・キャラクターの狂気にとって、俺は邪魔者……



「そして、狂気はお前の肉体と精神を喰って『勝者』になろうとしてる」



俺が喰われれば、主人格の地位は狂気のものとなる。

そうなれば……死ぬまで止まることのない狂気の暴走レクリスが始まる。



「……で、俺になにをさせるつもりだ?」

「今から俺がお前の精神内に術式を打ち込んで、魂の閉鎖空間を作り出す」

「ヲイ、打ち込むって……大丈夫なのか」

「安心しろ。空間術は俺の得意分野だ。だが、術の内容は単純化してるから霊力による武器創造は出来ねぇし……お前が狂気に喰い尽くされる可能性もある。だからこそ……」



親父は話すのを止め……俺に笑顔を見せる。

まるで子供が悪戯を成功させた時の、本当に無邪気で楽しそうな笑顔。



「……狂気と和解出来なきゃ、お前らしくブン殴って服従させろ」



親父は満面の笑みでそう言ってのける。

俺らしくって……黒ヘルの時に殴ってたこと根に持ってんじゃねぇよクソ親父。

だけど……




「あぁ、俺を喰おうなんて生意気なこと出来ねぇようにしてやるよ」

「……相変わらず図太い根性してやがる。さすが俺と秦の息子だ」



相変わらず笑みを浮かべている親父は、俺に向かってゆっくりと拳を突き出す。

それに答えるように、俺は親父の拳に自分の拳を突き合わせる。

そして、お互いをゆっくり『殴り合う』。




「「お前は俺を殴った! 後でこのケリは必ずつける!!」」

「だから、絶対帰ってくる! 首を洗って待ってやがれッ!!」

「だから、絶対帰ってこい! 拳を握って待ってやるよッ!!」



俺と親父は約束した。

自分のケリをつけるため、相手のケリをつけさせるため……

俺はここに帰ってくる。



「そんじゃとっとと行ってこいッ!! 空間術式『葬列行脚そうれつあんぎゃ』!!」



親父の言葉に反応して、鶴嘴が強烈な光放つのを見ながら、俺の意識は静かに沈んでいった。




……あ、俺の体どうするだろ。

道の真ん中…に放置だけは…やめてほし…い……
















┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯













ケケケ……



イラッシャイマセェ〜

オ客様ハ一名デゴザイマスネ?


デシタラ、コチラノ席ヲドウゾ。



ギロチン標準装備ノ特別席デゴザイマァ〜ス♪



グピピ……



ドウゾ、最後ノ晩餐ヲオ楽シミクダサイ……ソシテ、俺ノ最高級ノゴ馳走二シテヤルヨッ!!














お久しぶりでございます。

最近、○ュッパ○ャップスのコーラ味のみにハマっている(五本以上常備)夷神酒です。



さて、皆様に協力いただいたアンケートもそろそろ〆切りです……てか、次の更新で最後になりそうです。



雨太郎様、A様。

ご意見、ご感想ありがとうございました。


そして、神羅様、タナチュウ様。

何度もご意見をいただき、ご足労ありがとうございました。




あと、神羅様にはメッセージで内容の厚いご意見を頂きましたので、この場で回答させて頂きます。

神羅様のご意見、確かに書きやすいものです。

しかし、エンディングが単調になってしまうという欠点があります。

それは読者として面白味に欠けるものとなるでしょう。

てか、未熟者の私ではそう書いてしまいます。

この意見は、私が行き詰まった時に頼らせて頂きます。

神酒は貴方のご意見を心より感謝致しております。




様々なご意見が寄せられて、私としては感謝感激雨霰です!!

……しかし、残念ながらすべてのご意見を採用できるわけではありません。


今のうちに謝っておきます。

スイマセンゴメンなさい申し訳ありません許してください神様仏様読者様。



では、そんな私のバッシングを受けまくりそうな最有力案を発表します。




VSお袋までに各フラグの分岐点をつけながら『死にたくても死ねない!?』はコメディエンドで終らせる。

その後、短編or短期連載(二、三話)で一つのフラグの分岐点からそのヒロインとのエンディングを書く。


特記事項

プラス面

・このエンドの場合は各エンドを充実させることが出来る……と思います。

・マルチエンドの嫌いな方も、コメディエンドで読み終える事が出来る。

・特殊フラグのバッドエンドつき♪

マイナス面

・今以上に更新に時間が掛かります。

・人気のあるキャラのフラグを充実させるため、一度も名前が出なかったフラグ(麻衣子、麗華、小夜以外)はエンディングを省くことになりそうです。

(しかし、次更新まで一定数の名前が出れば、そのキャラは候補として追加されます)




……さぁ、どうでしょうか?

あぁ、バッシングが目に浮かぶ……

しかし、これが現在の私が考えられる最高のパフォーマンスなのです。



どうぞ、次更新まで二週間ほどかかりますので、それまでに貴方のご意見を頂けることを神酒は信じています。


では、また。




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