9.学校と日常
気付いてたかもしれませんが
実は学校の授業時間って短いんです
実質5時間ぐらいなんです
初日からずっと変わらない体制でした
入学式もなく、イベントもなく即通常授業ってなるのも
すごいけど、まぁ異世界クオリティだよね
日本の高校って部活動合わせるとすっごい時間だったよね
朝練からはじり、部活で締めると12時間ぐらいいることになるかも
それが、こっちでは5時間
まぁ、こっちも朝練や放課後の実務練習とかもあるんだけど
実務のマッチョは熱くて夏はあんまり近寄りたくない
先生も少ないから、人気は高いし
もう少し涼しくなったら、お願いしようかな
スライム嫌いでも、先生だし、どうにかしてくれるだろう
まぁ、スライムでもがんばってるじゃんって
言ってもらえるようにがんばるとしますか!
それより死活問題っ
お金稼がないといろいろまずいんです
マケからカチの財産にはなったとは言え
学年が上がる毎に、まだまだお金がいっぱいいるもん
だから、今、先生に頼って学ぶより
ラムムンのご飯など成長ついでにギルドのお仕事中です
ギルドの人たちも笑いながら、実地訓練だよね、ありありーなんて
言ってくれてるし、もうバイトに明けくれますよー
あとは、稼ぎのいい薬草の為という不純な動機だけど
薬学のアーヴィン先生には良く聞きに行ってる
放課後は上級生まできてきゃーきゃーハーレム状態なので
授業の終わりにちょっとだけ捕まえて
ちゃちゃっとレクチャー
薬草マニアで人気が高いだけあって
的確な説明と、特徴を教えてくれて
かなり助かってる
袖の下じゃないけど、スライム経由の薬草など渡してます
げっげっげっ、アーヴィン先生お願いしまっせー状態です
ギルドやお店の人もいろいろ教えてくれるんだよね
お店の人はしっかり勉強せんかーとか言うけど
なんだかんだと面白い人たちなんだよね
とにかく自分で学べな精神が強くて
これから仕事するってことも
つきたい職業もなにもかも自分次第
なんか、流されるってことが出来にくい世界かもしれない
まあ、命の危機がすぐそばにあるから
なおさらなのかもしれない
ほんとに日本って、平和だったなぁって思う
私の生活スタイルといえば
朝、真っ裸になってスライム風呂
そのあと、おばさんの朝ごはん食べて
各部屋の掃除して昼・夜ご飯の時間の下準備
いいのよーとおばさんは言うけど
おばさんとの朝の会話は楽しい
ここで常識教えてもらってるかも
ほんと、異世界の常識は非常識なこともあるしね
ギルドの開店時間にあわせて、入る
朝だから、依頼書はたっぷりあるし選びたい放題
だから、朝早く来る人は結構いる
客層っていうのかな、午後や、朝の遅い時間に来る人とは
雰囲気が違ってて面白い
あとは、集団クエスト、いわばパーティを組んで出発する人たちが
待ち合わせしたりして
かっこいい鎧とか、魔法使いっぽい人がいて
そのたびにふぉぉぉって興奮しちゃうよねー
RPGの世界そのまんまなんだもん
え、顔は若干にやけてるかもしれないけど
声になんて出しませんよ
そんなのを傍目で見ながら
今日出来そうなクエストを2.3個選んで
受けて学校までに、終わるものはサクッと終わらせておく
学校に登校して、朝の授業うけてクラスメイトたちの使役獣たちの変化や
おしゃれとか会話に聞き耳をたてて
楽しんでます
特に、グループ学習の時が結構楽しい
みんなでやるっていいよねー
でも、さばさばした人が多いから
みんな個別でがんばってる
つれしょんなんてなっしんぐですよ
皆さん大人です
昼は1時間ぐらい 学食のごはん食べて 図書館寄って本返して借りて
司書さんとおしゃべりしつつお菓子渡したりと
女子トーク
あとは午後の授業
ちなみに、教科は先生の数通りの4教科
少ないけど、まぁ専門学校だし、ある意味幅の広い学科だと思う
薬草全種類、生物全種類叩き混めって言われてちょっとひぃひぃ言わされました
でも、日本の学生なめんなーで
どうにか覚えたけどね
生物は特徴が多すぎるのが多いので覚えやすかったけど
薬草が結構大変だった
特に、現実の薬草と、絵が一緒にならないことがある
アーヴィン先生が薬草の絵を書く宿題を出す理由がこれなんだろうなぁって
わかっておもしろかった
しばらくの間、教室に全員分貼り出されてたんだけど
或る程度は似通ってるけど、違うんだよね
私が、絵をじっと見てたら、いつの間にかにそばにいたアーヴィン先生が
そっと呟いて、観察は大事だろ
って、スマイル1〇〇〇%で言って去っていきましたもん
うん、わかったけど、目の奥に残像が残った・・・そんな気分
いや、かっこいいんですけど、庶民には疲れます
でも、本当に、役に立ってる
ギルドの依頼書も絵+名前で、乗っていることもあるので
依頼主が、名前を間違ってる、絵が下手とか
いろいろあるので、そういう時は似てるものを持って帰ってると
本人がいた時に、問題が軽減したし
褒めてもらった
でも、ギルドの人にちゃんとした名称を書いてくださいって
注意されてたなー
ちょっとかわいそうだったけど
いつも上手くいくわけじゃないから
情報は正確にっですね
学校が終わると即、街から遠めの場所に走る
その為の朝にギルドの依頼も受けてるし
自分が欲しい果物とか薬草
あとは、ラムムンが食べたいところに行く
本も買ったのでラムムンとの意思疎通はしやすくなったしね
これ食べたーいって魔物とか指すのは
ちょっとだけ複雑なんだけどね
そんなこんなで、街に戻ってギルドに報告
お金をもらって
おばさんに頼まれた買い物とか、自分の買い物して
宿に帰って、ラフな格好になりつつスライム風呂入って
おばさんの手伝い
夕食食べて、配膳手伝って
明日のメニュー決めたり、新しい献立考えたりって
おじさんと話して寝る
結構規則正しい生活おくってます
ちなみにお金は、4箇所に貯めてます
宿のここに隙間あるのよーと教えてくれたこっそり棚
あとおばさんバンク
これは、宿の食堂部分に棚があって
コインが入れられるようになってる
常連さんサービスらしくお釣りをいれていく人がほとんど
鍵はおばさんしかもってない
棚ごと壊されたり持って行かれたりしないのかと心配したけど
みんなのだから、大丈夫らしい
100人ぐらいはいるんだけど、その100人全員敵にまわしたくはないよね
ほとんどが、冒険者の人たちだもん、荒事には慣れてますって感じの
たまったら、そのお金で、ぱーっと飲んだり
お金がなくなった時にここから引き出して宿泊とか、ご飯を食べるらしい
世知辛いっす
あとは、ギルド
そういうシステムがあって、まだ使ったことはないけど
他の街のギルドで引き出しもできるらしい
利子という制度はありませんけどね・・・残念
そしてラムムンの中
これは司書のカトリーヌさんが、教えてくれた
もし、誘拐とか、された時に或る程度の水・食糧・武器・お金さえあれば
どうにかなるよって
この四次元ポケットことラムムンの中はほんと便利です
でも、誘拐はされたくないけどね
そんなこんなで、結構充実した生活してるでしょ
異世界も楽しいものです
だから、心配しないでね、地球の私
そして、家族のみんな
更新してわかること・・結構・・・長さがばらばらですね、ま、しゃーないけど