4.ギルド仮登録
本を借りて宿に一度戻っておばさんと、スライムのラムムンの話をして
野菜のきれっぱしことゴミを頂いてご飯をあげました
ちょっとだけ大きくなりました
おばさんも大喜びです
ゴミの回収は有料らしいです
異世界も世知辛いです
なのでおばさん特製ミルクティと古パンを卵ミルク液
フレンチトースト用の液に浸して丸めて焼いたおやつ
ちなみに、私提案のおやつです
ほんとはメイプルシロップやはちみつがあるといいんですが
砂糖も貴重なのにわがままは言えませんが
これも喜ばれたのの一品です
それを食べて、ギルドに学生登録に行くのです
おばさんの宿の手伝いでは
宿代と食事代は無料にしてくれ
少しのお小遣い程度はもらえますが
今から必要な道具を買うのにお金が足りないので
正式会員ではないけど
学生になればアルバイト的な会員になれるとのことで
早速登録なのです
ふふふ、なんか、ギルドとかゲームの世界だよねー
強面のおっさんとか
チンピラみたいなのに絡まれたりしてー
いや、絡まれると困りますから
ギルドは周りの建物よりちょっと豪華で大き目な建物
入口に扉はなく
職員さんとお客さんとを隔てる高さの違う机
そして、入口から壁にべたべたと貼られた紙
依頼書かな
とちらりとのぞくとそんな感じだった
「こんにちはー」
一番低い机の奥から声がする
ん?と覗くと、ふおっちっちゃなおっさんです
いやおっさんって言うとかわいそうなのかな
お兄さんです
「あ、こんにちは」
私はそそそっとそちらによって行きます
じろじろとした視線と
そしてやっぱり、屈強なむきむきたち
そして、目付きの悪いおっさんたちがいっぱいです
「登録かな?」
そう聞かれつつ、席を勧められた
ちっちゃな、丸椅子だけど
木でできてて可愛い
パイプイスとは大違いの可愛さだ
「あ、はい、学生登録ですが、お願いします」
そう言った途端
周りから失笑が漏れた
「貧乏人が来るんじゃねぇよ」
「おじょーちゃん、相手してくれたらお金あげよーかー」
はい、野次です
もう、べたな野次です
しかーし、私は、宿の酔っ払いをあしらって2か月
こんなべたな野次は無視です
しかとです
「学生登録ですね
簡単に説明させていただいてもよろしいですか?」
「はいっお願いします」
学生登録は、正式会員ではないから
ギルドのランクが上がらないし
危険度の高いものは受けることができない
ということで報酬の低い
雑用のような仕事が多いということ
まぁ実地勉強みたいなものですよね
だから、最低ランクGの仕事とその上のランクFのランクの壁から
依頼を見ること
ちなみに、ランクは
3S SS S A B C D E F Gとなるらしい
将来的に正式会員になる時は学生会員の実績をみて
最高Eランクから始めさせてくれるらしい
ということで、早速、お使いクエストを受けて
お小遣いゲットです
夕ご飯前までに帰って
お手伝いもしなくっちゃね
よーしっがんばるぞーっ
すいません、飛ばしてました