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28.ただいま

お気に入り3000人超え、ありがとうございます

あの後、学校はしばらく休みになった

いや、学校はしてたのかな

一学年が、お休みになった


みんな疲労困憊だし、トラウマになったり

もう、やめたくなったりした人も多くて

後処理におわれてるらしい


ラムムンの中に、まだ、彼らの使役獣はいる

ぺっだけはしないけど、吸収もしてないよと言われた


そう、ラムムンしっかりしゃべる様になりました


秋休みと私的に勝手に思って

一日、寝たおして

次の日は、朝からパン焼いてました

おじさんに寝てていいよ、と言われたけど

焼き立てのパンとおじさんのご飯が食べたいって言ったら

竈で真っ赤になってた顔が、さらに赤くなって心配しちゃったなー

一瞬、熱にでもやられちゃったのかと・・・

うん、照れただけだったんだね、うん、ごめん、騒いで


ご飯を食べながら、二人に話をして、掃除をして

ギルドに行くと、ちっちゃいおにーさんが

私の足、太ももにぎゅっと抱きついてきた


うひょって毛が逆立った

ひぃぃぃ、こそーばーい


「お・・・おにーさん、こそばい・・・」

とぷるぷるしながら言うと

まっかな目をした涙目で

心配したんだからなっ

と言われた


「す・・・すみません」

そう謝ると、おにーさんはパッとはなれて

「い・・・いや、こちらこそ・・・」


うん、そうなんです、おにーさんちっちゃいのでスカートはくとね

以下略なことになりまして・・・

色気のないパンツなんですけど・・・一応見ないでください


「怪我はないのか?」

「はい、ラムムンががんばってくれたので大丈夫です」

「あ、持って帰りましたよ」


そういって、あのぼろリュックをひょいっと持ち上げる

おにーさんは、きらん☆ていう獲物を狙う目をして

さっきの涙はどこへやら

なにやってんのー、早くカウンターにおいでよー

と、とっとこ行かれちゃいました


ギルドの中に入ると、職員さんや、

ギルドの会員の人たちが


「今回のアレ、たいへんだったらしいなー、お疲れさん」


「無事だったんだな、よかったよ」

とか声かけてくれんだよね


うわぁーめっちゃ嬉しい


はい、はいって、答えつつ、もう、顔がゆるみっぱなしです


「はいはい、引き留めないでー

 はーい、お待ちかね、月砂漠のクエスト品だよ」


というと、私は、どんっと背中を押された


「早くしてくれっ、俺の武器がっ」

とか、

「私の研究に必要なサソリの毒は持って帰っただろうねっ!」


いやいや、さっきまでの和やかな雰囲気はどこいったんですか

皆さん、切り替えが早すぎて、ついていけませんよ

地球人は・・・



「えーと、どれから出せばいいの?」

と聞くと、いろんなところから、自分のほしいものを言ってる

うう、一番低い、カウンターの周りが

はい、むさくるしいです・・・

肉壁ができてます



「えーと、砂、石、草、さそり、あ、本体のこれおいしいんですよ

 あぶって食べてください」

とかいいつつ、出すと

出すたびにおおっとか言われた


あ、そういえば、色の違う結晶石あったんだよね


「これって何ですか?」

と、ごとりと出すと、

「100カチだそう」

いやいや、オークション始めないでください


「いやいや、皆さん、おちついてください、これはなんですかーが質問です

 これ、いくらですかーではないです」


そういうと、じとめで見られたよ

けちって感じで

空気読めよって・・・


いやいや、これは、完全なる私物ですから


「はぁぁぁぁぁぁ・・・ものの価値のわからんやつが持っててもしかたない

 説明しよう」

そういって学者風のおじさんが、つらつらと話し始めた

でも、ね

すっごく長いの、だから、割愛


結晶石の種類なんだけど

色によって属性っていうのがついた状態になるらしい

かなり希少価値で、魔法石の原料にもできて

10円ぐらいの大きさと薄さで1カチ(1万ぐらいの価値があるらしい)

とくに純度の高い同じ色が全部とか

共生といわれる、お互いを高め合う属性のとか

そういうのはなおさら高いらしい


説明してくれたおじさんに、かけらならあるけどいりますか?

といったら、あの、不機嫌そうな顔が

嬉しそうに歪んだのがホラーだったかも


他の人も一斉に手を出してきて、私は、ちっちゃくホールドアップ


いやいや、説明してくれた感謝の気持ちですよ

私も貧乏なんで、あげません

売るか、アクセサリーにします


といったら、さっきのおじさんが

価値はつたわっとらんな


とがっかりしたのは御愛嬌


アンちゃんと愉快な仲間たち

そして、ギルドのおにーさん完全にセクハラです

太ももがっつりさわってますからねー


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