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14.いただきものの服

異世界の日々は瞬く間にすぎちゃいました

おばさんと一緒に買い物に行ったり

日本の料理教えたり

やわらかパンの焼き方とか

あと、パンの二度焼きとかも


あと好評なのはピザです

今まで、ああいう風に、上にものをのせて焼くっていうのが

ないらしく、食堂の看板メニューになりました

パン屋のピザなので、厚めのふわっふわの生地に

トマトソース、そして、季節の野菜とか肉とかたっぷり載せてできあがり

円い大きなパンは作ったことがあるらしいので

おじさんのパン扱いはお手の物で、よっ職人って感じで声を掛けたくなります


まぁそんな風にぼーっとすることはできませんけどね

焼けたー切ったー、運んだ

トッピング-、焼いて、焼けたーの無限ループだもん


おばさんが、ちょっとお小遣いをくれたのと

あと、娘さんの昔の服を大量にくれました

ありがとう


ということで、部屋に洗濯物干しみたいな服吊を用意して

ハンガーつくってたら珍しがられました


便利だねぇって言われたので

お客さんの部屋に

帽子掛けをつくると便利かもしれませんよとアドバイス


壁に打ち付けて五つぐらいのひっかけを用意するのもいいし

床置きでもいいしと

絵を書きながら、説明

その話し合いの結果、ベットのそばの壁に打ち付けすることにしました

おばさんっておしゃれさんで

木でするのかと思ったら

武器屋さんに言って、私が描いた絵をもとに

金属の引っかけ部分を製作してもらってます


その時、ちっちゃなナイフをいだたきました

あれは今でも便利に使ってますが

このころから、私の頂き物生活は始まってたんだなぁと思います


あと服もオシャレでした

色の組み合わせ方とか、女の子らしさっていうのかな

そういうのを出せて、かつ機能的な

エプロンドレス的な服が多いけど

刺繍がしてあったりしてほんと、おしゃれで

使うのがもったいないと言うと

学校に行き始めたら必要になるからとっときなさいと言われた


忘れてました、1ヶ月も経つと、もうこのままの生活が続きそうな気分になってて

1ヵ月半後の学校のこと

忘れてました


この時、使役獣について調べてたら

ちょっと運命?がかわったのかもしれないけど、

あの時は、異世界の常識や、

自分に降りかかる事柄を消化するのがやっとだったんだなぁと

今だから思える


でも、ほんとに、おばさんたちの宿に行けて

おばさんたちが、私の話に耳を傾けてくれて

いろいろやらせてくれて

取り入れてくれたり、改良してくれたり

あといろんなお店に連れて行ってくれたのがよかったと思う


ギルドでクエストだけでは

あそこまで親しくなれなかったと思うし

お金の感覚がわからず、ぼったくられても分からないし

そういうことをされる関係になってたかもしれないと

思うと、ぞっとするもん


お金を得ることは少なかったけど

お金以上の価値の物を頂いた気がします


さーてと、明日は、学校の野外実習だ

どこに行くのか楽しみだね


ラムムンっ

ぷにっとつつくとどうやら寝ていたラムムンは不服そうに核の色を変えた


過去編終了、第三章 あしたからはっじまるよー・笑

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