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紅の術者  作者: 結城光
第1章・2節 学年別トーナメント編
56/66

第50話 柱を失う時

毎度おなじみの何故こうなった?

このせいで色々悩んで投稿も遅くなりました。

それと、予告通りの展開にならないです。はい



●紅の術者

第50話 柱を失う時







紅と生徒会。その丁度中間にヨミが倒れ、セシリア先輩が鎌を持ち上げながら微笑みかける。

何が起こったなんて野暮な事は言わない。ヨミが倒された。しかも半ば崩れる形で居た所を、セシリア先輩の鎌で気絶させられた。

あんな風に出来るなんてやはり彼女、いや生徒会全員がレアスキル持ちか


「おいおい、レアスキルは持ってる人間が少ないからレアじゃねぇのかよぉ」


思わず笑みがこぼれる。嬉しいからではない。自分の想像を超えてしまうと動けなくなったり、途端に笑い出すのと一緒だ。

重力を操る、相手の意識を放心状態にまで持ち込む、どんなモノでも本の中に閉じ込めておける、並外れた計算力。

ティアが言っていたが、レアスキルとは1人持っているモノが居るだけで戦況が大きく変わる。戦国時代で例えるなら、皆が歩兵の中に1人騎馬が混じっている様な感覚。鉄砲でもいいけど

つまりスペックが違うのだ。努力とか才能では埋まらない深い溝が出来ている


(こうなったら能力使うのも仕方ないか……?)


倒れているヨミを見ながら慎重に考える。まず最初に考えるべき事は、あの場からヨミを回収。そしてガンドロフの回収。

ガンドロフはどちらでも良いのだが、せめてヨミだけでも回収して治療しなければこちらの唯一のアドバンテージが失われてしまう


「そうそう。怪我人は直ぐに治療しないとね?」


「なっ――」


俺の思考でも読んだかの如く、イオリ先輩が指を鳴らす。するとヨミの体が白い光に包まれて、そのまま光は散ってしまう。


「大丈夫、心配しなくても彼女は医務室の方に行ったよ。大事な生徒だから、扱いも丁重にね」


「そう言うのを、ありがた迷惑って言うんだよォ!!」


もはや策など通用しない。だったらこちらの持てる武器を最大限に使うしかない

自らの血で作った剣を、各方向に投げる。幸いにもこの剣は1つずつに命令を下す事が出来る。もちろんティアに言わせて見れば、常人の出来る事じゃないとか言いそうだけど

4人共に前方、後方。目で見える所もあれば、死角で見えない所まで考えられる場所は全て投げた


「はぁ……。重力はあんまり使いたくないんだけどね」


「イツ君積極的ィ!!」


「ふっ――」


「えっと……。うん、こうだね」


イオリ先輩は自分の周りに強烈な重力を張り巡らせて剣を地に着ける。セシリア先輩は鎌で竜巻を作ってそれを阻害。アゼル先輩は土の壁を作り出し、シェイル先輩は全ての軌道を予測して避けやがった。

俺が言うのもなんだが、この人達本当に規格外すぎる。


「さて、悪いけど君達にはもう少し本気を出して貰いたいな。イツキ君と君達では、レベルが違いすぎる」


後ろに居る3人に告げるイオリ先輩。その顔は冗談を言っているような顔ではない

ただ自分の考えるありのままを、口から出している。しかし何故? わざわざ怒りを煽り立てて、連携を乱すため? いいや、違う。やるならこちらが使う方法だ。

彼らには能力やスペックのアドバンテージがあるはず。


「俺の能力は彼女達よりも大雑把ですもんねェ!!」


イオリ先輩が言いたいのは逆。俺よりも彼女達が劣っていると言う事だろう。

しかしあえてそれを俺に置き換えて、彼女達の声を聞かないまま突っ込む。ここで必要なのは励ましや否定では無い。

そんな事をした所で、彼女達も理解してしまう。そうすれば士気が落ちるのは必然。だったら無理やりにも行動を起こすべきッ!!


「流石はリーダー。その考えは賞賛に値するよ」


いつものイオリ先輩からは感じられないほどの圧迫感。踏み出す足一歩一歩がとても重い


「でもその力を与えているのは、能力のおかげかな?」


「なっ!?」


こっちの縮地よりも明らかにスピードの速い移動。まるで磁石にでも吸い寄せられているかと言いたくなる様なモノ。

当然スピードが上なのだから、こっちは避けれるはずが無い。


「大人しく負けてくれ。そうじゃ無いと俺達の面子にも関わって来るんだよ」


「がっ、ぐああああ!!」


手をかざされた瞬間、地面に引き付けられる様な感覚と共に地面に突っ伏した。

重力を操る事で、相手や自分に通常ではありえない力をもたらす。つまりはさっきのありえない加速も、今の状況も全て重力って事か。

でもだったら何故近寄る必要がある? 何故広範囲に及ぶ重力支配を使わない?


「1つ良い事を教えてあげよう。俺が前君と一緒に戦った時に重力掌握グラビティーコントロールを使わなかった理由は2つ。1つは単純に君に見せたくなかった。対策を取られたら面白くないしね」


更に重力が強くなり、地面にめり込んでいく形を取る。

後ろの3人は必死に魔法でイオリ先輩を遠ざけようとしているけど、生徒会の3人がそれを阻んで結局俺とイオリ先輩の2人だけの空間となっている。

助けを求めるのは無理だ


「もう1つは……。俺はこの魔法・・と普通の補助魔法以外、使う事が出来ないんだよ」


「冗談……でも、笑えないですよ……」


骨が軋むのが聞こえてくる。ホント、身体強化も頼んでおいてよかったよ。じゃなかったら絶対に折れてるね、これ。

それでもギリギリで耐えてるから、一般人は折れてます、ええ。Mな方々でも無理ですよ?


「だったら良いんだけどね。悪いが本当だ。詳しい事はまた今度にでも話すけどね」


何処か遠くを、そしてこの世界を何もかもがつまらなそうな顔をしながら先輩は呟く。

何故だろう。俺はこの人のこの表情を見ていると、心の中にあったものを出したくなる。


「ねぇ、先輩」


あれ? 俺はこんな口軽くなかったはずなんだけどなぁ?

不思議と止める気持ちにもならない。声が観客席まで届かないのもあるだろう。さっきまでの拡散の魔法が無いからな


「俺がこの世界の住人じゃなくて、異世界から来た人間だって言ったら笑います?」


痛みを堪えながらも俺はしっかりとイオリ先輩の目を見る。

その表情は驚きでも、悲しみで無くただ優しい表情だった。一瞬目を疑ったが、イオリ先輩の事だ。色んな考えをしていてもおかしくない


「笑わないよ。君に何があったとしても、俺は君を認める」


だったら――

そう呟いて言葉を続けようとした時だった



『イツキさんッ!! 私達を倒しておいて、こんな所であっさり負けてしまいますの!? 私が夢を託した、イツキ・ジングウジはそんなに柔なお方ではございませんでしたわ。さぁ、お立ちになってください!! アナタが勝つ事を望むモノが、ここにおりますの!! 例えこの会場の全員が生徒会に勝って欲しいと思っていても、このシルビア・フォンレットはアナタの勝利を確信しておりますの!!』


『いやいやちょっと困りますよ。勝手に入ってきてもらっちゃ』


セシリアの声が聞こえた。彼女は昨日俺達が倒し、この生徒会との戦いが出来なかった彼女達のチーム。気に入らないヤツが居るけど、それでも俺達は彼らを蹴落としてここに居る。

キヨルも見ているはずだ。アイツにだけは、みっともない格好を見せたくは無い。


先輩は自分のレアスキルを魔法と表現した。

元々レアスキル自身もそうだが、この世界で起こっている全ての超常現象は結局魔法・・に収束する。

そして俺が創った能力魔法喰らいエンペルゲレト

その能力は、魔法を喰らい肉体と同化させその能力を得る事。だったら……ッ!!


「無駄な足掻きだよ。少なくとも1分はその呪縛から解放されはしない」


「やる前からあきらめるな。やった後に後悔しろ。そんな言葉もあるんですよ?」


重力に逆らいながら、右手を上に突き上げる。

そして右手に魔力をつぎ込み続ける。認識の問題だ。これを物理の現象と捉えるか、魔法と捉えるか。


掴め。掴め。掴め掴め掴め掴め……ッ!!


腕の中に何か硬い物を掴んだ感覚が広がる。いつもよりも何かが違う。しかし魔力で停滞させる事が出来ている。

だがこれで換装する事が出来る。思い切り握りつぶせば、重力を取り込む事が


「ッ!? イツキ君、やめるんだッ!!」


突然起こした行動に戸惑うイオリ先輩。だけど意味が分からない。今は戦っているんだぞ?

敵の言う事なんて、聞けるわけ無いだろォ?


「吸収」


『換装 重力圧縮』


「ばっ――」


彼が声を発するよりも先に、俺の体から勝手に力が爆ぜる。

先程までの束縛がウソの様に体が軽い。いや、それよりも俺の周りに勝手に重力が発生している。俺の立っている場所以外が、僅かだが凹む。


「イツキ君、今すぐ換装を解けッ!! じゃないと――」


「それは無理な相談ですっ!!」


動揺している今がチャンス。やはりレアスキルを換装したのがいけないのか、体があまり思うように動かない。

しかし能力の扱い方は、能力によって自動的に分かる。

イオリ先輩を中心にして重力を発動する事で、瞬動を上回るスピードを出す事が出来る。その代わり自分は反動軽減の魔法をしないと負荷が掛かって死ぬ


「イオリ君の重力がキャンセルされた!?」


「違う。それを上回るモノでかき消された」


「何処見てるんですか、先輩方?」


「相手は」


「ボク達だッ!!」


イツキが起こした反撃。それは紅のメンバーの士気を上げるものだった。

ヨミが倒された事で下がった士気を、リーダーの行動によって上げる。彼自身が示した事だ

しかしそれは諸刃の剣に近い。結局『イツキ』が中心となって立て直したと言っても過言ではない。だったらイツキが倒れた時はどうなる?


「イオリ先輩、これで終わりですッ!!」


大きく腕を振りかぶって、重力の力を殴る方向へと掛ける

爆発的な加速。それは単純なパンチを、砲弾並みの威力へと格上げする


「クソッ……」


当たる。そう思った瞬間だった


(キサマガイツワリノカミニ)


「ッ!?」


突然腕が止まる。いや、正確には俺の目の前に何かの壁のような物が出来て、それを殴った感覚だ。

しかし声。俺の内側から聞こえてくるこの声は? 違う。内側じゃない。正確には外から

怖い。何故だか恐怖を感じる。


(ノミコマレルノヲカクゴシテツカッタノデアロウ?)


「ぐ……あがっ……バッ」


体の中が侵されていく。外側から内側に入り込んでくる感覚。熱い、熱い。内臓は抉られたかのような痛みと熱。喉から込み上げてくるモノを吐き出すと、それは血だった。

脳は焼鏝でかき混ぜられているかのように痛み出す。熱い、痛い……


(ダッタラチカラノダイショウヲイタダコウ)


爆ぜる……?

何も音が聞こえなくなった。何も光が見えなくなった

暗闇? 1人? ダレモイナイ……。サミシイ……。コワイ……。

そこで俺の意識は途切れた




◇◆◇◆◇



「グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


イツキの悲鳴が会場を包み込む。それは観客だけでは無く、紅のメンバーも、生徒会のメンバーすらも一時的にそちらへ視線を移してしまうほどのモノだった。


「何よ、アレ……?」


ティスティアがぼそりと呟く。

そこに立っているのはイツキの形をした何か。まるで闇に飲み込まれたかのように、漆黒に包まれた彼が呆然と立っている。

しかしイツキではない。彼女の知っている彼は、いつも笑っていて、自分と一緒に戦って、リーダーで、ボディーガードで、そして……自分が恋をした1人の男の子だ。

決してあんなのがイツキなわけではない


「彼は魔法喰らいエンペルゲレトに飲み込まれた。いや、違うな。正確にはレアスキルを使った事で、彼の中の何かが彼を侵したと言った方が正しいか」


「イオリ君、イツ君が……。イツ君が」


「分かってる。お前だけが頼りなんだから」


イオリの顔が焦りに染まっていく。

こんなはずじゃ無かった。こっちがこんな戦いをけしかけたからこんな状況が起こったのか?

俺が全てを……そして失うのか……。


「闇よッ!! 魂の悲鳴よ 汝の覚悟を己に刻め 暗転撃」


イオリの後ろから漆黒の塊がイツキを襲う。

急いで後ろを振り向くと、不安で押しつぶされそうな顔をしたセシリアが居た。


「な、何かあったって悟られたく無いでしょ……?」


ギリギリの精神の中でもやらないといけない事をしっかりと考えている。

これは俺達が攻撃したと言う事にしなければならない。紅のメンバーも、戦っている雰囲気を出さないとアレが戦いの中で起こった作戦とは認識されないからだ。

もし予期せぬ出来事だとバレたら? 今ここには学園外の人も来ているんだ。後々彼に不利な事が増える


「アゼル、悪いが彼女達を一時的に攻撃できないようにしてくれ」


こうすれば彼女達が攻撃出来ない理由が出来る。

真剣勝負が出来なくなるが仕方ない。今は彼の命の方が大切だ


「……」


「アゼル?」


先程の事でビックリしたのだろうか? いつも冷静なアゼルが放心状態になっていて、話しかけても返事をしないなんて


「悪い、考え事をしていた」


「しっかりしてくれ。俺だってこんな事、予想してなかったんだから」


「あぁ、俺もだ……」


悪い、イツキ君。

君との戦いは後に持ち越しのようだよ……。


◇◆◇◆◇


「ちょっと!? ボク達を出せよぉ!!」


イツキの絶叫の後、アゼル先輩がこちらを向いて本をかざし訳の分からないモノで四方を囲まれていた。

魔力を乗せた攻撃でもビクともしない。おそらく魔術師を封じ込める為のモノだろう。

それも余程強い強度のヤツ


「少しいいかな、ティア君?」


そんな中やはりセイウェンは冷静だった。鳳雨に魔力を送りながらもゆっくりとこちらを見る。

言う事は分かっている。しかし彼女はあえて言うだろう。

だから私もちゃんと聞く。これはもう、私とイツキ。そしてヨミだけが知っているだけでは収まらない話なのだから


「今まで聞かなかったが、彼は一体何なんだ? 正直私の事を何も聞かずに受け入れてくれたのは嬉しかったし、彼の事も必要以上に詮索しようとは思わない。だがアレは明らかに異常だ。もし何かあるのであれば、彼を助ける手がかりになりえるかもしれない」


「そう、ね。本当はイツキと相談してやりたいけど場合が場合よね」


先程まで叫んでいたはずのアイリもこちらへ視線を向ける。


「でもこれだけは確認させて? アナタ達はアイツ……イツキに何があろうとも拒絶はしない?」


我ながらおかしな質問だと思う。彼女達が彼を拒絶する事が怖い。酷い言い方をすれば、拒絶されるのは彼であって私では無い。異世界から来たと言う彼を、自分の事情で巻き込んでボディーガードとさせただけで、言ってしまえば赤の他人


本当に赤の他人か? 違う。少なくとも私はそんな風には思ってない。

どんな大人より頼りになって、彼と一緒に居たいと思った。そして彼女達はそんな彼に惹かれて、今まで一緒に居た。

だからだ。そんな彼を拒絶されてしまうと、絶対に彼は泣かない。笑顔で送り出すだろう。

心の中に深い傷を負い、泣き叫んでいたとしても。だからそんな姿は見たくない。


「ねぇ、ティアちゃん?」


「何よ、アイリ」


ゆっくりと近づいてくるアイリ。答えなんて聞かなくても分かっているのに、何で聞いたのだろう?

この瞳を見れば、そんな事


「魔族と神族のハーフであるボクが、彼を否定すればまた1人になっちゃうんだよ?」


「私もここに居られなければ、再び戦地へ戻るのか? そんなの御免こうむりたい」


あえて本心は言わない。いや、言えないのだろう。彼女達は形は違えども、抱く気持ちは同じ。

だからこそ、だからこそなのだ


「分かったわ。詳しい話はこの試合が終わってから話す。だから今は掻い摘んで説明するわ」


「うん」


「あぁ、そうだな」


そう言う事で本当に掻い摘んで説明した。

イツキがこの世界の住人では無い事と、普通では考えられない能力を持っている事

もっと詳しく説明しなければならないけど、今は時間が無い。

順序を間違えてはいけない。今優先するべきはイツキの救出であって、説明ではない。


「つまり今優先させるべきは、彼の取り込んだ重力を排出させる事なのだな?」


「そうだよね。前も取り込んだ魔力を使って通常状態に戻ったし」


「もう1つ方法はあるわ」


ティアが深刻そうな顔をしながら告げる。

それはヤスラが行った方法。


「アイツは換装状態になっているから、今なら魔法喰らいエンペルゲレトを使えない」


「ねぇ、ティアちゃん……。もしかして」


気づいたのか、アイリが不安そうな顔でこちらを覗き込む。

しかしコレしかない。彼には悪いが、こんな状態のままで居るわけには行かない


「イツキを昏倒させる。それしかないわ」






◇◆◇◆◇



「イオリ君、どう?」


さっきの重力掌握グラビティーコントロールから1分以上が経過した。

これで一応は重力を使う事が出来る。しかしその代わりに彼の重力を上回る力を出さなければ、再び1分待たないといけない


「OKOK。俺はいける。問題は君の方だけど?」


「私は分からない。イツ君がちゃんと認識してくれるかどうかだよ」


セシリアの能力で昏倒させるしか方法は無い。

しかも彼女の能力が上手くいったからと言って、こちらがその数秒の間に完全に意識を刈り取らなければならない


「でも彼が暴走をやめるのを待つわけにはいかない、か。よし……」


目配せしてタイミングをうかがおうとする。

もし少しでもずれれば、その時点で成功する確率は格段に落ちる

ちゃんと決めなければ……

そう悩んでいた時だった


「イーーーーツーーーーキーーーーのぉーーーーーーバカァ!!」


「ギャイ!?」


彼の脳天を完全に捉えた一撃。

それは紛れも無く。空から降ってきた少女によるモノだった

紅 魔法辞典


換装 重力圧縮

イオリ・スラトスのレアスキルを吸収して換装した状態。主に重力を操る事が出来る。

しかしレアスキルの吸収という、前代未聞の事をしたせいか暴走。イオリ曰く、前から前兆はあったらしい。おそらく言語の発音表記がおかしくなっている所から推測して、セシリアと初めて会った時くらいだろう。

しかしイツキ本人は外部から内側に入り込んでくると言っているので、詳細は不明


使用者:イツキ・ジングウジ




いや、本当はイツキ以外の全員が倒されて負け。もしくはイツキの敗北によって、紅メンバーの戦意喪失で試合終了って感じに持ち込みたかったんですけどね。


番外編を書くと予告していましたが、次回の話と統合させてもらいます。

さて、空から降ってきた美少女(?)は誰なのでしょうか?

ヒントは前から言ってますよ。えぇ、髪の毛が黄緑の彼女です

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