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第5話:灯霧の記憶と願いの手紙

ドーラです。

これ書き続けていくと仕事中についつい思いついた言い回しとかエピソードとか付け足したくなって、物語が壊れかけました。う~ん。

ちゃんと仕事もがんばろ・・・


============================================


律は灯霧の庭の奥で、星の折り紙を手にしたまま静かに佇んでいた。


「……この形に、心を込める」


ユウの言葉が胸に響いていた。


あいがそっと近づき、律の手元を覗き込む。


「折り紙の中心に、澪の記憶を思い浮かべて。 その“願い”が、灯霧に語りかける鍵になるから」


律は目を閉じ、澪の笑顔、声、そして星を折る指先の温もりを思い出す。


「……澪。君を想い続ける。それが僕の願いだ。」


折り紙が淡く光り、律の胸の奥に澪の声が微かに響いた気がした。


「律……ありがとう」


その瞬間、灯霧が揺らぎ、庭の空気が変わった。


ユウが静かに頷く。


「よし。灯心術の第一段階は完了だ。 次の訓練に入る。 君の心を繋ぎ、願いの形を深める作業だ」


律は驚いたように目を見開く。


「心を……繋ぐ?」


あいが優しく微笑む。


「それは、痛みを知ることでもある。 でも、願いを形にするには、心の奥に触れなきゃいけない」


灯霧の庭の一角に、古びた机と椅子が現れた。


ユウが懐から一枚の紙を取り出し、律に差し出す。


「これは“記憶の紙”。灯霧が君に与えたものだ。 この紙に、澪への手紙を書いてみろ。 君の心が澪に届くかどうか、それが次の試練だ」


律は紙を受け取り、ペンを握る。


「澪……僕は、君のことを忘れたくない。 でも、記憶は曖昧で、君の声も笑顔も霞んでいく。 それでも、僕は君に伝えたい。 “ありがとう”って。 君が僕にくれた願い、今も僕の中で生きてる」


書き終えた瞬間、紙が淡く光る。


しかし、灯霧は静かに揺れただけで、何も起こらなかった。


ユウが静かに言う。


「……まだ足りない。君の心は澪に届いていない。現実の中で、もっと深く澪と向き合う必要がある」


律は目を伏せ、紙を握りしめた。


それから数日間、律は現実世界と灯霧の庭を行き来しながら、澪との記憶を探し続けた。


澪と過ごした場所を訪れ、彼女の声が響いた瞬間を思い出し、願いを込める日々。


時には、翔太と美咲と語り合いながら、澪との思い出を話すことで心を整理した。


「律、澪のこと……今でも大切なんだね」


「うん。彼女の記憶が、僕の中で揺れてる。だから、形にしたいんだ」


帰り道、夕暮れの公園でベンチに座り、折り紙を折る律の姿。


部屋では、澪が好きだった音楽を流しながら、静かに手紙を綴る夜もあった。


その間、灯霧の庭では、ユウがあいに“記憶修復”の力を鍛える訓練を施していた。


「君の力は、記憶の断片を癒すものだ。澪の“かけら”に触れたとき、君の心が澪に寄り添えるかどうかが鍵になる」


あいは、灯霧の泉に浮かぶ記憶の光を手に取り、優しく包み込む。


「……澪の声が、少しだけ聞こえた気がする」


ユウが頷く。


「その感覚を信じろ。君の優しさが、灯霧に届くはずだ」


そしてある夜、灯霧の庭で再び紙に向き合った律は、静かにペンを走らせた。


「澪……僕は、君のことを忘れたくない。 でも、記憶は曖昧で、君の声も笑顔も霞んでいく。 それでも、僕は君に伝えたい。 “ありがとう”って。 君が僕にくれた願い、今も僕の中で生きてる」


書き終えた瞬間、紙が淡く光り、霧の中に澪の姿が浮かび上がる。


「律……その言葉、ちゃんと届いたよ」


律の目に涙が滲む。


ユウが静かに言う。


「灯霧は、記憶を形にする場所だ。 君の願いが澪に届いたなら、それは灯心術の進化の証だ」


あいがそっと律の肩に手を置く。


「……律。澪の記憶は、きっと君の中に生きてる。 灯霧がそれを教えてくれたんだよ」


律は頷き、霧の奥へと歩き出す。


あいが律の背中に向かって、そっと囁いた。


「……澪の“かけら”を見つけたら、一緒に折ろうね。 星の形」



今更ですが人物紹介なるものがあった方が解像度上がるんですかね。

閉話とか、澪の過去の日記とか?サブストーリー思いつくけど本編間延びさせないように1日2回更新とかも考えようかな・・・


仕事中に・・・

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