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エッセイ

ヴァージンを喪失した日の話

作者: マルジン

 仕事を終えて帰宅。いつもの通り、パソコンを開きヨウツベで怪談話やオカルト話を流す。

 何を食べようか、冷蔵庫を眺め、やっぱり閉める。

 近くのスーパへ走り、惣菜を購入。今日の朝炊いた白飯の残りが炊飯器に残っているので、釜ごと持ってパソコンの前へ。


 タブを開いて、小説投稿サイトを開く。なろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ、ハーメルン。色々投稿してるけど、なーんのリアクションもない。


 今日もそうだろうと、ハムカツを食いながら思っていた――――。


 ということで、コメントのヴァージンを喪失した話です。

 童貞捨てました!とか初めて男を知りました……。的な話では無いので悪しからず。悪しく思う人はごめんなさい。タイトルが釣りなのは認めましょう。

 怒りマックスの方は☆5お願いします。

 続きみたいわーって方は☆5お願いします。

 理由は何でもいいんで、☆を我が身に打ち込んで頂けますか?


 さて、コメントが来ました。

 なろう、アルファポリス、カクヨム、この3つ、この順番です。


 なろうについて。

 ある方の短編に初コメントしました。本当にビビッと来たので、コメントしたんです。

 その方から返答のコメントが来ました。これが頂いたファーストコメント。


 はうっ!赤い文字が……。

 いつもなら、二次創作がうんたらかんたらのお知らせしかないのに、赤い文字が!

 嬉しかったー。なろうにも人がいるんだって実感しました。

 パチもんじゃなくメタモンでもなく――――

 マジもんの人間が。



 嬉しかったー。

 応援コメント書いたのコッチなのに、嬉しかったー。

 ウスターソースかかったハムカツ美味しかったー。


 そしたら次の日、アルファポリスに動きが。

 だいぶ前に活動報告を書いたんですが、そこにコメントがついたんです。

 なんや?つまんねえとかクレームか?

 ビビリ散らしてクリック。

 端的に言うと「おもろいっす。一緒に頑張ろっ!」でした。


 あらぁぁぁぁっす!

 頑張ります!大好きです!愛してます!

 このリアクション、おかしいですか?


 けっ、コメント返しがメンドイよーなんて思っている貴方には分からんでしょう!


 チョーーー嬉しかったわ。にやけ面が剥がれないぐらい嬉しかったわ。犬なら小便漏らしてるわ。


 おもろいはずなのに、こんな傑作、なんで読まないんだ!?なーんて思ってた時期もありました。

 カリカリしてた心に梅の花が咲きましたよ。


 まじあざっす!ってコメント返して感慨深げに、サーモンを柵ごと食らう。釜に残った飯も食らう。

 旨し!切るなんてメンドイことはしません。


 コメントくれた方、ありがとうございます。感謝です、本当に感謝です。居丈高に荒んだ心が、謙虚な気持ちを獲得しました。

 あらっす!


 んで、数日経ってから。

 カクヨムに動きが……。

 投稿中の物語にコメントがついたのです。

「面白い。あの子はこうですよね〜。今後も読みます」みたいなやつがっ!


 ひょょょょょーーーーーおぉ!ふぉぉぉぉっっ!


 ――――――――ありがたや。

 パソコンの前で盆踊り。


 返信に数時間掛かったのは言うまでもない。

 これだと馴れ馴れしいな。いや、敢えて……。

 結局シンプルに感謝を述べましたよ。


 完全に初恋だろコレ。


 甘々のチーズケーキをホールで食いながら、心の中では、感謝の正拳突き。

 そして眠り、今に至る。


 コメントを書くのは勇気がいるもんで。

 書き方によっては誤解される可能性があるから、慎重になる。

 浅ーいコメントで作者に嫌われたくないから、静観する。

 他の人が書いてることと重複するし、まあいいか。

 ってな具合に、書かなかったのですが……。


 今後は書きます。あなたも是非書いてください。

 数文字であんなに嬉しいんだから、書いてあげるべきです。


 底辺で燻っている皆さまを同志だと思っている私、心を入れ替えます。面白い、面白くないは人それぞれの好み。それでも応援したいと思っている、そんな気持ちは伝えるべきだと思うわけです。

 一日一コメ、書いていきたいなあ。






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