第5話
やっとステータスを表示しました(笑)
「……これは……」
僕のステータスを見て絶句する氷山教官
「……最初の2ヶ月は普通にレベルだけは上がってたんですけど……」
「あり得ん!何だ?この数値は……」
これが僕のステータスである
ステータス
河合颯汰
ジョブ メダリスト☆☆☆☆☆
レベル 5
生命力HP 11
魔力内包量MP 6
攻撃力 5
守備力 4
魔力 3
魔力抵抗力 5
敏捷 5
技量 58
スキル
メダルLV3☆☆☆☆☆
メダルLV1 メダルの扱いが上手くなる
メダルLV2 メダルを動かせる
メダルLV3 半径1m以内のメダルを掌に呼び出す
技量以外は5~6歳の数値だと思う、
スキルを発動させるとマトモに動けなく成る、
因みに僕の素の100m走のタイムは14秒台で、ステータスを発動すると31秒台である計算上敏捷が半分以下に成っている、
ステータスを発動しない素の方が能力値が高い、
しかしステータスを発動してモンスターを倒さないと経験値が貰えない、
最弱のスライムでさえ、能力値がオール4、
ゴブリンに至っては攻撃力、守備力、敏捷10~13でHP25と言われている
僕はゴブリンに出会えば瞬殺される位に弱いのだ
僕のジョブの能力でメダル千枚で全ての能力値が1上がる、千枚……約5キロである、
ゴブリンを倒そうとすると最低一万枚のメダルが必要に成る、約50キロである、そんな物を抱えて歩けないし、戦闘なんてもっての他だ、
ならメダルを小さくして軽くすれば?と、思う人も居るだろう、
メダルにも規定があり、最小で直径25ミリ厚さ3ミリ重量5グラム、ゲームセンターのメダルゲームのメダルやパチスロのメダルが其である、
(因みに沖スロは直径30ミリ暑さ3ミリ重量7グラムである)
「おい颯汰、貴様のメインの武器は何だ?」
「えっ?武器ですか?武器はスリングですけど?」
「スリングか?確かに他の武器はまともに扱えんか」
「颯汰くぅん?颯汰くぅんのぉスリングの腕前ぇいすみちゃんにぃ見せてあげればぁ?」
「?どういう事だ?流石に此の数値ではたかが……おほん……すまん颯汰」
「いえ……事実ですから……」
「でもぉスリングのぉ腕前はぁ本当にぃ凄いのよぉぉ」
「そうなのか、では見せて貰えるか?」
「分かりました、じゃぁ訓練室の方に行きましょうか」
そう言って僕はメダルの入った箱を持って訓練室の方に移動した
「颯汰くぅんチョッと待っててねぇぇ的の菓か舎ぃ用意するからぁ」
「うむ私も手伝おう!颯汰はスリングを射つ準備を」
「はい了解です」
「いすみちゃん手伝ってくれてぇ有りがとぉ」
「其より何故菓か舎を2体も?しかも縦に間を開けて配置するのだ?」
「後のぉお楽しみぃぃじゃぁあ少し離れましょぉかぁ」
「うむ……」
「颯汰くぅん良いわよぉ」
「了解では始めます」
そう言って僕はスリングを構え弾を射つ勿論弾はメダルだ、先ずは手前の的から
シュッ…カーン…シュッ…シュッ…カーンカーン
「ほお、だが此のくらいは……」
「颯汰くぅん次はぁ奥のを狙ってぇ」
「ん?あの位置からでは……」
「了解です」
シュッ…カーン…シュッ…カーン
「軌道が変わったっだとっ!」
シュッシュッ…カカーン
「うふふどぉおどぉお凄いでしょぉぉ颯汰くぅんのぉスキルでぇメダルの軌道をぉ変えてるのぉ」
「うむ、確かに矢ではなく、スリングで打ち出した後に軌道を変えるのは見たことがない、たが、威力が足りなさ過ぎる!」
「そぉなのよねえぇ何とかしてぇゴブリンを倒せないかしらぁ」
「あの数値では間違いなく殺されるのは……」
「ちょっとぉ嫌なこと言わないでぇぇでもスライムをいくら倒してもこれ以上ぉレベルは上がらないと思うのよねぇぇ」
「颯汰は固定のパーティーは組んでないのか?」
「前はぁパーティー組んでぇダンジョンに行ってたのぉでもぉ他の子はぁステータスの数値が上がってぇより強いモンスターの所に行っちゃうからぁ」
この後2時間ほとステータスを発動しながら筋トレやランニングをしてから家路につくのであった
……………………2週間後…………
「飽きたぁ何処かに遊びに行きたぁぁぁいっ!」
ここ2週間の間、学校と保護施設の自分の部屋でずっと勉強をしていた、
そう僕は受験生なのである!本来ならダンジョン省の運営する、捜索者育成高校に通うのだが、僕は地元の高校に通いたいのだ、何故ならお婆ちゃんの家から徒歩10分の所に有るからだ!
そして来年保護施設をでて、お婆ちゃんの家に帰れるのだ、
でも一応願書だけは提出予定
捜索者育成高校はジョブやユニークスキルを持つ者なら願書だけで入れるので、滑り止めである、
ただ僕が住んでいる所からはかなり遠いし全寮制で、電車やバスを使って二時間半弱かかる、週一回帰って来て家を掃除するのも大変なのだ
「よし決めたっ!明日はダンジョンに行ってたスライムを狩りまくる!」
そうして僕はやる気を漲らせるのであった
かおるの話をもっと引っ張ろうかと思ったけど止めました、
かおるが漢だと思った方残念でした
そのパターンは在り来たりなのでショげふんげふん、颯汰ラブにしてみました
箸休め程度に見て行って下さい