第３話
「おいっ貴様っもたもたするなっ、さっさと行くぞっ」
(ウゲェッ)
颯「ぐっぐるじぃでずぅ襟を掴んで引き摺らないでぇ(涙)」
「ん？おぉっすまんすまん…」
颯「ゲホッゲホッあぁぁっぐるじかったぁぁ死ぬかと思いましたよ」
「ふんっ何を軟弱なことをっ言っている、こんなことで死ぬかっ」
(いやいやいやいやっ死んじゃいますからぁ普通～に死んじゃいますからぁっ)
「ほらっさっさと立てっ其れともまた引きず」
僕は教官が言い終わるよりも早く立ち上がるのだった
「……ほらっ行くぞっ」
(くっくそぉ……何て日だぁ何でこの人が居るんだよぉ最悪だぁ)
「ん？何だ？何か言いたい事でも有るのかっ？」
颯「ひぃっなっ何も有りませっん！」
(こっ怖いっ((( ；゜Д゜)))
「ふんっ」
そうして僕は訓練棟に入って行くのであった……
「あらぁぁ颯汰くぅん…やっと来たのねぇ」
颯「橘教官こんにちわですっ」
橘「もぉおそんなん堅苦しい名称なんてぇいらないわぁ…か.お.る.ってぇ呼んでぇって、いつも言ってるじゃないのぉもぉおプンプン」
(プンプンって口で言うのぉっ？)
「おいっ橘」
橘「あらぁいすみちゃんも居たのねぇ颯汰くぅんしか見て無かったわぁ」
「ふんっ」
颯「えっ？いすみちゃん？」
橘「あらぁっ颯汰くぅんわぁいすみちゃんの名前知らなかったのぉ？」
颯「えっとぉ…名字の方は知っていたんですけど……」
「ふむっそう言えばまだ自己紹介をしていなかったな、氷山一角だ！宜しく頼む」
(えっ？ひやまいすみ？ひょうざんいっかくだと思ってたっ!!えっ？あれってなに？渾名だったのっ？)
颯「……あっはいっ河合颯汰です、改めて宜しくお願いしますっ」
氷「……どうせ貴様は、訓練生が言っている渾名を本名だとでも思って居たのだろ？」
颯「……うっすっスミマセン……」
氷「ふんっ女に、いっかく何て付ける親が居ると思うか？」
颯「そっそぉですよねぇ居ませんよねぇそんな親ぁ……」
橘「自己紹介もぉ無事に済んだ見たいだしぃそろそろ訓練…の前に颯汰くぅん？お.き.が.え.しましょぉかぁ」
颯「あっ！直ぐに着替えて来ますっ」
僕は慌てて更衣室に着替えに行くのだった
氷「なぁ橘」
橘「なにかしらぁいすみちゃん？」
氷「颯汰はいつもどの様な訓練をしているのだ？」
橘「あら？あらあらあらっいすみちゃんが、他人を名前呼びするなんてっ！もしかしてぇ気に入っちゃたのかしらぁぁ颯汰きゅんの事？でもっあげないわよっ颯汰きゅんは私の物もなんだからぁ」
氷「……なななっ何を言っている？べっ別に颯汰は橘の物では無かろぉっ、そっそもそも取るつもりも無いっ」
氷(ん？きゅん……？聞き間違え？)
橘「もぉぉっ！私と颯汰きゅんとわぁもぉぉさぁぁぁん年以上のお付き合いなのよっ」
氷「……そっそれはただ…颯汰がダブルユニークだから他の者より此処に通ってる時間が長いだけであろぉっ」
氷(きっ聞き間違えでは無かったようだ)
橘「ぅんっもぉぉっそれを言ったら見も蓋も無いじゃなのよぉぉっ」
氷「たっ橘っ？１つ聞きたい事がある…」
橘「なにかしらぁいすみちゃん？」
氷「そっその……きゅんとは……なんだ？」
橘「きゅん？」
氷「あっあぁさっさっき……颯汰………きゅん……とか言って無かったか？」
橘「えぇぇ言っていたわよぉぉ颯汰きゅんってぇでもぉぉ本人の前で言うとぉぉすぅっっっごく嫌がるのよぉ私の愛情表現なのにぃ」
氷「…………そっそうか……あっ愛情表現……なのか…………？」
颯「お待たせしま…し…た…？どぉしたんですか？何か有りましたか？」
氷「…………」
橘「なぁぁぁんでもっ無いのよぉぉ颯汰くぅん」
颯「そっそぉですか？……」
橘「それじゃぁ始めましょぉかぁ先に計測するからぁ準備してちょぉだい颯汰くぅん」
氷(…………愛情表現……か……)
颯「了解でぇす」
僕は訓練室内に併設されている計測室に入りメダルの詰まった箱を足元に置き準備を始める
氷「橘あれは何だ？……」
橘「あれわぁ颯汰きゅんのユニークスキル、メダルを発動させる為のものよぉ」
氷「そのまんまだな……」
橘「それだけじゃぁ無いのよぉ」
氷「それだけじゃぁ……無い……だと？」
橘「そぉよぉぉ颯汰きゅんのユニークジョブメダリストはぁ近くにメダルが有ると少しだけステータスが上がるのよぉ」
氷「……少し？…」
橘「まだぁ謎が多いいのよねぇぇ颯汰きゅんのジョブとスキルぅ」
氷「そうなのか？」
橘「ねぇいすみちゃん？メダルとコインの違いってぇ判るぅぅ」
氷「メダルとコインの違いだと？そんなもの国が製造した通貨がコインで、民間で製造された通貨でない物がメダルであろう！」
橘「あらぁ良く知っていたわねぇ以外だわぁ」
氷「おい橘、貴様……私を何だと思って……」
橘「えぇぇちょっとぉ頭の中が筋にっひぃぃぃっ」
氷「ギロリッ」
橘「…………ごっごめんなさい…いすみちゃん…そっそんなに殺気飛ばさないでよぉ…………」
(少し出ちゃったじゃなぁいぃ颯汰きゅんの準備が終る前に着)
颯「橘教官、準備出来ましたぁ」
(キャァァァッ間に合わなかったぁぁ)
橘かおる乙女のピンチ
かおるはこのピンチを乗り越える事が出きるのかっ！
次週-新たな☆と♡び♡ら♡かおるが時を駆ける
貴女は未來にナニを見るのか
お楽しみに
