第1話
僕の名前は河合聡汰
ちょっと特殊な環境で育った、12歳に成ったばかりの何処にでも居る小学6年生のはずだった…………そう、だったである、
数日前の夜の12時、僕の誕生日を向かえた瞬間にジョブとスキルが付い与された……
其れが僕の悲劇の始まりであった……
そして僕は今K県Y市にある、ダンジョン省Y市ギルド支部でスキル、ジョブの確認とステータスの登録をして、説明を受けている最中である……
「はぁユニークジョブメダリストにユニークスキルメダルですかぁ?」
(はぁぁっ?何で寄りにも与って、ユニークジョブとユニークスキルを授かったかなぁ)
そう僕が授かったのはユニークジョブとユニークスキル、ダブルユニークなのである、
ユニークジョブとユニークスキルは共に100万人に1人と言われているとても希少な存在で、何でもダブルユニークは世界でも2人目なのだそうだ、
「うぅ……」
(怖いよぉ物凄く興奮して鼻息が荒いんですけど此のオジサン)((( ;゜Д゜)))ガクブル
「そぉ何です!ダブルユニーク何ですっ!!」
(うわぁっ唾飛ばさないで汚ぁ)
「それでですねっ!ジョブとスキルを詳しく調べる為にっ、後日ダンジョン省の研究施設に10日程滞在して頂く事に成るます!」
「はぁ……えぇっと…学校の方は…」
「学校の方にはダンジョン省の方から御連絡致します」
「はぁ……」
「あぁっそうでしたっ!チョッと興奮して御伝えするのを忘れる所でした」
(えぇっあれがチョッとぉ凄い興奮てたよねぇ?)
「えぇっとですね、後日お父さんでも、お母さんでも良いのでもう一度一緒に来て下さい、書類にサインと印を頂かないといけませんので」
「……………」
「どうかなさいましたか?」
「……父も母も何処に居るのか、生きているのか死んでいるのかも分かるません……」
「えっ?そ、それは……どう言う事ですか?」
「……3年間……家に帰ってきてないし、連絡も在りません……」
「……河合さん?今は何処で誰と生活してるのですか?」
「お婆ちゃんの家で1人で住んでいます」
「えぇっ?3年間1人でですか?」
「……はい……」
「他に親戚の方はいらっしらないのですか?」
「……」
「……」
「これは困りましたねぇ……」
「……」
「先に市役所の方に連絡を入れさせて貰います……多分、保護施設に入所して頂く事に成るかと思います」
「えっ?何で?住む所もお金もあるし、何で?お婆ちゃんの家に居たら駄目なの?えぇっ?何で???」
こうして僕は保護施設に入る事に成るのでした