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第19話


新たな称号を手に入れてから2週間、今日は中学校の卒業式だ、

この学校には嫌な思い出しか無かったけど、

最後の1ヶ月だけは充実した日を過ごせたな、

これも、いすみさんと、かおるさんのお陰だ、

それに今日からはお婆ちゃんの家で生活が出来るんだ!

施設の部屋の荷物は全部、空間収納に入れて来たし、施設の皆には一応挨拶も済んでるから戻る必要もない、


僕は教室の自分の席に座り、落書きされた机を何と無しにボーッと見ていた……


無能、役立たず、日本の恥、死ね、クズ……


こんな落書きをされて居ても、教師も学校も見て見ぬふりをして来て、僕が称号を得たと知った途端に手の平返し、

何が……我が校の誇り、我が校の誉れだ!

散々僕の事をバカにして来た癖に!


今日の卒業式には総理大臣とダンジョン省の長官と副長官、あと数名の国会議員の人が来て、しかもテレビ中継をするらしい


まぁ僕には関係無い、何せ卒業式には出るつもりが無いからだ!本当なら今日は学校に来るつもりも無かったんだ、車で迎えにこられたから、渋々来ただけで……


そんな事を考えて居たら、体育館に移動する時間に成ったらしい、


体育館に向かって歩いてい行く皆の後を僕は少し遅れて歩いて行く、

階段を下り1階まで下りる、体育館へ行く渡り廊下の少し手前、体育館から死角に成った場所にスッと入る込む、

あとは皆が体育館に入ったら、この窓から出て裏門までダッシュして抜け出せば……




今だっ!僕は猛ダッシュして学校から抜け出す事に成功した


後は電車にでも乗って時間を潰せば良いかな!


取り敢えず僕は駅へ向かい、駅のトイレで私服に着替え電車を乗り継ぎ、ATM行きの電車でS県方面に向かった、


電車に乗ってから1時間30分程して、終点の温泉で有名なATM駅に着いた、


僕は改札を出てタクシー乗り場とバスロータリーの間に在るベンチに座り、上着の内ポケットから取り出す振りをして、空間収納から携帯を取り出す、これは元々僕が持っていた方の携帯だ、


電源を入れて画面が立ち上がると、物凄い数の通信アプリのLEINEやメールが、送信主だけを確認して全てスルーする、


折角ATMに来たのだから温泉にでも入ってみたいな!


検索サイトで検索し、良さそうな所が在ったのでバスで向かう事に……



20分ほどバスに揺られ、3分ほど歩くと目的地に到着する


初めての温泉でしかも僕は一人だ、少しドキドキする、

受付でお金を払い、いざっ温泉へ


結果から言おう!温泉は最高でした!桜を見ながら温泉に浸かる、桜は満開では無かった、三分咲きって感じだったけど、最高でした!

お婆ちゃんと一緒に来たかったな……ついそんな言葉が口から溢れ出た……


温泉から上がり、この施設に併設されている食事処で、少し遅いお昼を食べ休憩所でマッタリする


明日からの2週間はゴブリンダンジョンに籠ってレベル上げとお金を稼ぎだ!


お風呂のリホームって、いくら位かかるんだろ?


もう僕は小さいお風呂では満足出来ない身体に成ってしまった様だ、手足を伸ばしてゆったり入れるお風呂の魅力に取りつかれてしまったのだ、


流石にかおるさんのマンション見たいな二人がゆったり出来る様なお風呂は無理でも、せめて足だけでも伸ばして入れるお風呂が良いな、


そんな事を思いながら帰路に着くのであった






時は少し遡り颯汰が抜け出した学校では



教師A「もうすぐ式が始まると言うのに、何処に行っているのだっ?…………あぁ君たち、河合颯汰君を知らないかな?」


男子A「さっきまで教室には居ましたけど?トイレにでも行ってるんじゃないですか?」


教師A「そうか、ありがとう」

そう言うと教師Aは他の学校関係者達の所に足早に向かう


十数分後



ザワザワザワザワ


校長「まだ河合颯汰は見つからんのかっ!今日は総理大臣と国会議員の方々がお目見えに成って居るんだぞっ」


教師A「それが……学校中探したのですが……何処にも姿が……」


教師B「校長先生、これ以上式を延ばすのは……生徒だけじゃなくテレビ局の方達も……」


校長「……仕方がない式を始めなさい」

くそっ私の顔に泥を塗りおって!只では置かんぞっ!




ただ今より第36回、命和11年度の卒業式を始めます……………………


粛々と卒業式は進む


卒業証書授与……3年1組………………………………


3年2組………………3年3組…………

3年4組………………3年5組…河合颯汰さん……

ザワザワザワザワ

河合颯汰さん…………

ザワザワザワザワ


総理「これはどうなって居るのかね?」


議員A「聞いて参ります」






議員A「総理、式直前までは居たそうなのですが、その後姿が見えなく成ったそうです……」


総理「…………帰るぞっ!」


議員A「式の途中ですが良いのですか?」


総理「構わん、河合颯汰が居らんのに、私が居る意味が在るのかね?帰るぞ」


総理を先頭に体育館を後にする国会議員達


テレビ局クルー「ディレクター?目的の人物が居ないのに、放送する意味在るんですかぁ?」


D「……撤収の準備を始めろ」


テレビ局クルー「「「了解です」」」


こうして卒業式は終るのであった



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