「日常と非日常」
はじめまして!初投稿です!皆さん是非読んでみてください!
世界は常に平等ではない、誰しもそう思っている。
ある人は、「人は愚かだと言う」
ある人は、「人は素晴らしいと言う」
果たしてどちらが正解なのか、いや、そもそも正解はこの世にない。本当に人はわからない生き物であると。さて、最初の物語はある高校生の話だ、74億人の中の一つ、「心の破片」を見ていくといい。
ある夏、一人の高校生は、天井を見ていた。
鳴海「 本当、嫌になるな人間関係って〜」
とぼやくのは、「鳴海一希」 ベットの上でため息を漏らしていた。
鳴海「 そろそろ、学校か〜行きたくねーなったくよー」
彼は人が苦手である。周りには気を使って「いい人」のフリをしている。それが彼の世渡りなのだ。常に「いい人」であるために気を配り、演技をし、周りに合わせて生きている。
鳴海「相変わらず、通りたくないね。この校門は」
とぼやきながら、教室まで行くのである。
教室に入ると、女の子に元気な声で挨拶をされた。
夏野「 おはよ〜鳴海君!!見て見てこの画像かわいいくない?」
と猫の画像を見せてくるのは「夏野時雨」である。鳴海はいつものように演技をして過ごす。
鳴海「おはよう!夏野さん!すごくかわいいね!その猫!」
鳴海 (相変わらず、うるさいやつだ、その動物がかわいいって、だからなんだよマジで。めんどくさー)
と心の中でいつものように愚痴るのである。
夏野 「でしょ~私の家で飼ってる猫なの!とてもお利口だよ!」
鳴海 「うん!なんかそんな感じがするね!本当にかわいいし!」
鳴海(そうかそうか、そりゃ何よりだ。出来ることならお前自身もお利口であってくれるといんだが、あんまり話しかけないでくれ」
と中で愚痴っていると後ろから肩を叩かれる。
「よぉ!おはよう~その話し俺も混ぜろよ鳴海ー!」
と声のでかいやつが来た彼は桐山充とにかく誰に対してもフレンドリーなやつだ
鳴海 「おはよ!桐山君。相変わらず元気だね!桐山君らしいよ!」
鳴海 (こいつの声でけーよ、少しは小さく声出せねーのか。うるさいったらねーよ。あとなんでこいついつも馴れ馴れしいんだよ)
桐山「なんだなんだ!俺は元気しかとりえねーみたいなこと言ってんじゃねーよな?まあ、間違ってねーけど!)
いつもの日常で、いつもの様に演技をして、いつもの様に帰るそれが鳴海の日常つまらない日常である。「いい人」である為の日常そこに彼の心は無いのである。
鳴海「あーあ、やっと学校終わっためんどくさい。」
その帰り道、鳴海の前に背の高いフードを被った女性が現れて鳴海に言った
「あなた、心の...が...いる」
鳴海「ん?なんですか?良く聞こえません!」
言葉が聞こえず何を言っているのか聞き取れなかった。その時
鳴海 「あ...れ...目の..ま...え..が」
突然意識が薄れて鳴海は倒れた。
そして...何時間だったのだろうかふと鳴海は目を覚ました。
鳴海「ん....俺は一体......ここはど...!!!」
鳴海は目の前の光景に絶句した。空は血の色に赤く、目の前には鎖に繋がれたら人間の悲痛な叫びがこだましていた。
鳴海「 一体....なんなんだここは!!」
鳴海は恐怖していた、目の前の光景を受け止めきれず夢だと思った、だが感覚がリアル過ぎたのである。
鳴海 「クソ!夢なら早く覚めろよ!!!
どうなってんだよ!!」
恐怖していた鳴海の後ろから金属を引きずる音である。
鳴海 「!!!」
後ろを見ると、大きな鎌を持った血だらけの巨漢の大男がいた。
大男 「ヴァ...が...ギグア...アァァァァー」
憎悪に満ちた叫び声で鎌を振り回して来た!
鳴海 「うゎーー!」
鳴海は逃げ出したが、鎌が鳴海の足を捉えた
血が出て、鋭い痛みが走った。
鳴海 「がぁぁぁー!!!!!」
鳴海は激痛と恐怖で動けない。
鳴海 (痛い痛い痛い怖い怖い怖い)
鳴海の頭は恐怖と激痛で真っ白なっていた。
そして鳴海は気を失った...
だが、彼の恐怖は終わらない...
まだ序章に過ぎないのである。
今回は始まりパートです!!