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一蓮托生病  作者: cord
2/2

二話 特異体質の私と好きなものがない彼

「希さんですね、一蓮托生病第1研究室へお願いします」

研究センターに着くとマニュアル通りの、いつも通りの言葉で迎えられる

私はいつものように第1研究室へ入った

「失礼します。ん?今日は、私1人ではないんですか」

「そうそう、新しく見つけた子なんだけどね〜特異体質という訳じゃなくて、好きなものがないから病にかかる可能性が低い子だよ。面白いよね。これでこの研究室は、1人を虐めるところから2人を虐めるところに変わった訳だ…(笑)」

1人じゃないから嬉しいのか、私と同じような人が増えてしまうから悲しいのか

自分の感情が読めなかった

「じゃ、検査始めるよ」

「はい、理沙研究員…」

嫌な検査がいつも通り始まってしまった

「希ちゃんの両親ってどうなったんだっけ、教えてくれる?」

「父は、私が中学生のときに…母と同化しました。母は、私が高校生のときに心臓発作で死にました。なので、母が死に同化していた父も共に死にました」

嫌なことを思い出させられて、息をするのも苦しくなる

「特異体質は病にかからないだけで、精神面を守ることはない。ということが分かった。ありがとね」

人をいじめたくせに笑える理沙研究員が怖かった

「この人誰ですか」

私の後ろから男性の声が聞こえた

「こんにちは、希と申します」

おそらく私のことを言っていたので挨拶をした

「あ、あなたが希さんなんですね。研究員から聞いてました。俺は誓矢です」

普通じゃない2人の普通の会話の様子を見て、理沙研究員は笑っている

理沙研究員は楽しそうに私達に次の検査内容を言う

「次の検査は、2人が研究室でもプライベートでも関わること!面白そうじゃん?」

「え?/はぁ?」

驚いている私達をよそに理沙研究員は

「頼んだよ♪」

と言って研究室を出ていってしまった


私達はどうなるのか。不安の中、新たな検査が始まる

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