プロローグ
「あっあの、よかったらメルアド教えて下さい。」
そういってメールアドレスを交換すると、年下の女の子はそそくさと去っていった。
「またか…」
どうせ私の内面を知ったら、離れていくくせに。
私の名前は山田さえ(やまださえ)
中学と高校が一緒の私立の女子校に通ってる。今年で中学三年生。
身長は175センチ。目がつり目、髪はショート
この三つのせいでよく男に間違えられる。
そして最後に私は自分と同じ性別の
女の子が恋愛対象である。
である。というか
になってしまった。というべきか
自己紹介はこれくらいにしておいて
それでは、私の日常を書き始めるとしましょう。
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2010年 春休みが終わった日
「誰が仕組んだんだ、このクラス替え!」一人吠える私。
「ほんまどんまいやな。さえだけやん、違うクラス。」
友達のかおりが、にたにたと笑いながらクラス表を指さした。
「あっでも、なおがおるから大丈夫やん。よかったな」
「ほんまや、なおおるやん!よかったよかった。」
そんなこんなで、新しい教室。
ほとんどの友達は隣のクラスになった。
私と同じクラスには友達なのはなおだけ。
なおは大人しいのであんまり私には、正直言って合わない。
あーこれはもしかして、新しくお友達作らないとあかんのかな?
なんて思いながら、新しい担任の先生の話を聞いていたら
「なぁなぁ、」
「ん?なんや?」
「なんて名前なん?」
「さえやで?そっちは?」
「萌花やで。さえって呼んでいい?」
「いいよ。じゃ私も萌花って呼ぶな」
たんたんと自己紹介をして、新しく萌花とお友達になった。
色々お話していくと、萌花は同じ電車に乗ってて実はご近所さんだということがわかった。