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閑話 固有結界「無限戯言製(Unlimited戯言Works)」
ニュースキャスター
「続いてのニュースです」
愛ちゃん
「またですか」
突然、画面が赤く染まる。
背景に炎の丘が広がり、
無数の剣(に見える唐揚げの串)が地面から突き刺さるように並ぶ。
専門家がゆっくりと中央に立つ。
白衣が風に揺れ、両手を広げる。
専門家(低く、荘厳に)
「体は戯言で出来ている」
愛ちゃん
「何を始めてるんですか」
専門家
「血潮はプロテイン」
俺
「元気そうだな」
専門家
「心は天動説」
愛ちゃん
「全部おかしいですわ」
専門家の背後で、剣(串)が次々と増殖。
唐揚げの油が滴り落ち、地面を焦がすようなエフェクト。
専門家
「幾たびの予言を越えて不敗」
キャスター
「当たったことあるんですか」
専門家
「ありません」
愛ちゃん
「堂々と言うな」
俺
「ストレスバイクだな」
愛ちゃん
「おじさん」
「結界展開した専門家より」
「おじさんの戯言の方が無限ですわ」
俺
「褒めてる?」
愛ちゃん
「褒めてません」




