第54話 専門家の女児向け離婚教育(前編)
(舞台:週刊・天動説クロニクル編集部・浦安支店。
ディズニーランドのすぐ隣、地下3階。)
重厚なドア。
プレート
「編集長:愛」
その下の張り紙。
「アホは去れ(専門家専用出口:壁)」
ドアが開く。
専門家(震えながら)
「し、失礼します……」
愛ちゃん(チュッパチャプスをガリッ)
「……またお前か」
「今度はなんや」
専門家(得意げ)
「今回はですね……」
机に絵本をドン!!
表紙
『女児向け離婚教育
くまちゃんはだれのもの?』
愛ちゃん
「帰れ」
専門家
「まだ説明してません!!」
専門家(ページを開く)
「まず先鋒です」
先鋒
親権主張ちゃん
技
「くまちゃんは私が育てる!」
愛ちゃん
「子供に何教えとんねん!!」
次鋒
養育費請求ちゃん
技
「月10万円払え!」
くまちゃんに請求書。
愛ちゃん
「ぬいぐるみに請求すな!!」
中堅
調停委員ちゃん
技
机ドン!!
「どっちが悪いか決めます!」
愛ちゃん
「怖いわ!!」
副将
実演調停ちゃん
くまちゃんを掴む。
「これが離婚の現実です!!」
ビリィィィ!!
愛ちゃん
「破くなぁぁぁ!!」
専門家(感動)
「女児向け教育として素晴らしいでしょう!」
愛ちゃん
「どこがや!!」
そこへ
マダム・シャーク(くまちゃん抱えて)
「ホーッホッホッホー!!」
「くまちゃんは……」
「わたくしのものですわ!!」
愛ちゃん
「お前も参戦すな!!」
その時
専門家
「まだ大将が残っています」
愛ちゃん
「最悪の予感しかしない」
(つづく)




