第62話 専門家の女児向けガソリン教育 ~きのこの山 vs たけのこの里戦争・資源編~
(舞台:週刊・天動説クロニクル編集部・浦安支店
ディズニーランドのすぐ隣、地下3階)
重厚なドア。
プレート「編集長:愛」
その下の張り紙。
「アホは去れ(専門家専用出口:壁)」
ドアが開く。
専門家(震えながら)
「し、失礼します……今回は……資源問題です……!」
愛ちゃん(チュッパチャプスをガリッ)
「帰れ」
専門家
「待ってください!!女児向けです!!」
愛ちゃん
「もっと帰れ」
---
専門家(禁書をドン!!)
『くまちゃん姫のなかよしエネルギーにゃん☆
~ガソリンさんどこ行ったの?~』
愛ちゃん
「嫌な予感しかしない」
---
ページが開かれる。
ナレーション(キラキラフォント)
「ある日、ガソリンさんはとっても高くなっちゃいましたにゃん☆」
くまちゃん姫
「え〜ん!おでかけできないよ〜!」
---
専門家
「ここまでは平和です!!」
愛ちゃん
「不穏やぞ」
---
次のページ。
ドン。
『たけのこ党、コンビニ棚を完全制圧』
イラスト:
たけのこの里が棚を占拠
きのこの山が追い出されて泣いてる
---
くまちゃん姫
「どうして〜!?」
ナレーション
「たけのこ党は物流を押さえたにゃん☆」
---
愛ちゃん
「急に兵站戦やめろや!!」
---
専門家(早口)
「ガソリン価格の高騰により輸送コストが上昇!!
結果として流通は限定され!!
効率的な補給ラインを確保した勢力が市場を支配するのです!!」
---
愛ちゃん
「女児向けの説明ちゃうやろ!!」
---
次のページ。
ドン。
『きのこ党、山岳ゲリラ戦開始』
イラスト:
きのこ達が山で待ち伏せしてる
ナレーション
「きのこさんたちは森にかくれて反撃にゃん☆」
---
くまちゃん姫
「こわいよぉ……」
---
愛ちゃん
「情緒どうなっとんねん!!」
---
専門家
「さらに!!ガソリン不足により――」
ページをめくる。
---
『ガソリン 1リットル=1000円』
---
くまちゃん姫
「え〜ん!!」
---
街頭インタビュー(女児風)
「おこづかいじゃかえないにゃん☆」
「もう歩くしかないにゃん☆」
---
愛ちゃん
「リアルすぎるやろ!!」
---
専門家(決め顔)
「つまり!!」
「エネルギーを制する者が!!」
「お菓子戦争を制するのです!!」
---
愛ちゃん(無言)
---
バチン!!
(スリッパ)
---
愛ちゃん
「全部意味不明や!!」
---
専門家(壁にめり込みながら)
「し、しかし……現実でも……ガソリンは……」
---
愛ちゃん
「現実持ち込むな!!」
---
その時。
くまちゃん姫
「えーん……なかよくできないの……?」
---
一瞬、静寂。
---
専門家(ボロボロで起き上がる)
「……できます」
愛ちゃん
「お?」
---
専門家
「ガソリンが無くなれば」
「誰も動けません」
---
沈黙。
---
愛ちゃん
「それ解決ちゃう、全滅や」
---
ナレーション
「みんなで歩けば平和にゃん☆」
---
愛ちゃん
「無理や!!」
---
(エンディング:たけのこ党ときのこ党、徒歩でにらみ合い)
---




