表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
119/121

後日談 幽霊ブラック企業

おはようございます。

天動説ニュースの時間です。(中継映像:マッスルTV編集部。エアロバイクがゴンゴンと鳴っている。画面の端に「異音注意」のテロップがチカチカ)おじさん(エアロバイクを漕ぎながら)

「……また鳴った」愛ちゃん(スマホからツッコミ)

「異音です」おじさん

「違う」愛ちゃん

「違いません」おじさん

「これは加護だ」愛ちゃん

「違います」その時だった。編集部のドアがバーンと開く。ホーーッホッホッホ!!熊ちゃん姫(旧マダム・シャーク、白いワンピースにくまちゃんを抱えて登場)

「お待たせしましたわ」おじさん

「……」愛ちゃん

「……」熊ちゃん姫

「今日は……死後の労働環境について……

愛ちゃん

「死後のブラック企業!? もう終わった話やろ!!」熊ちゃん姫(くまちゃんを高く掲げて)

「見えますわ」

「私には見えますわ」

「ホーッホッホッホ!!」(くまちゃんをポロッと落とす)

熊ちゃん姫

「きゃあ!! くまちゃーん!! えーんえーん!!」おじさん(即拾って渡す)

「……ヤラセだろ。……また落としたな」

愛ちゃん

「現場主義すぎて自爆しとるやん!! 1秒で落とすってどんだけ!!」

熊ちゃん姫(くまちゃんを抱きしめて号泣)

「えーん……くまちゃーん……でも、皆様の死後の悩み……わたくしが回収しますわ!!」

専門家(震えながら登場)

「死後の世界はですね!」「幽霊が働かされるブラック企業です!!」

愛ちゃん

「なんやそれ」 

専門家

「勤務18時間! 通勤片道2時間! 休日なし!!」

おじさん

「ブラックだな」

専門家

「しかも給料は! 時給5文!!」

愛ちゃん

「安すぎるやろ」

専門家

「幽霊キップ買うので残りません!!」

熊ちゃん姫

「ホーッホッホッホ!!」

「時給5文……明治物価……団子食べ放題ですわ」

専門家

「え?」

熊ちゃん姫

「血の池地獄温泉! 針の山鍼灸! 福利厚生完備ですわ!!」

愛ちゃん

「地獄やぞそれ!!」

熊ちゃん姫

「幽霊割引!! 完全ホワイト企業ですわ!!」

愛ちゃん


「ブラックやないか!!」

熊ちゃん姫

「保証制度ですわ」専門家

「幽霊は働きたくないって言ってますよ!!」

熊ちゃん姫

「見えますわ」

「私には見えますわ」

「その幽霊……団子食べてましたわ」

愛ちゃん

「働いとるやないか!!」スパァン!!専門家

「ぎゃあああ!!」壁

ゴン。(専門家、壁に激突して気絶)熊ちゃん姫(くまちゃんをまた落とす)

「きゃあ!! くまちゃーん!! えーんえーん!!」おじさん(また拾って渡す)

「……ヤラセだろ。……でも、姫様、今日も元気だな」愛ちゃん

「元気すぎて怖いわ!! 専門家壁に埋まっとるやん!!」熊ちゃん姫(くまちゃんを抱きしめて号泣)

「えーん……くまちゃーん……でも、皆様の死後のブラック企業……わたくしが回収しましたわ……ホーッホッホッホー!!」画面の端。

カメラマンは

また

撮影を続けていた。……編集部の壁で、

専門家が埋まったまま、

「99割ホワイト企業です……」

と呟き続けていた。おじさん

「……寝よ」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ