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第46話緊急裁判 ――被告:プロテインドリンク―

テレビを消した部屋。

愛ちゃんがまだ震え気味に言った。

「おじさん……次世代ダイエット商品が全部気持ちとか、もうダイエット自体したくない……」おじさん

「まあ、雰囲気だよ」……翌朝。おはようございます。

天動説ニュースの時間です。本日、国家転覆罪で逮捕された

マッスルシャーク製プロテインドリンクの

裁判が行われました。

愛ちゃん

「ドリンクの裁判!?」

「世界バグっとるやないか!!」裁判所には厳重な警備が敷かれていた。

警察官

「被告を連れてこい」

すると警察が持ってきたのは

紙コップだった。

愛ちゃん

「雑すぎるやろ!!」

裁判長が静かに口を開いた。裁判長

「被告、プロテインドリンク」

「前へ」警察官

「はい」机の上に

コップが置かれた。

愛ちゃん

「ただの飲み物や!!

」裁判長

「被告」

「あなたは飲むだけで痩せるという」

「極めて危険な能力を持っています」


愛ちゃん

「能力扱い!?」ここで専門家が証言した。専門家(真顔)

「解析の結果」

「このドリンクの99割は」

痩せます記者

「残り1割は?」

専門家

「多分痩せます」

愛ちゃん

「昨日と同じや!!」検察官が追及する。

検察官

「さらにこのドリンクは」

「筋肉を増やす可能性があります」裁判所がざわつく。裁判長

「筋肉まで…?」

検察官

「はい」

「社会秩序が崩壊します」

愛ちゃん

「どんな社会や!!」

ここで被告側の弁護士が立ち上がった。弁護士

「異議あり」

裁判長

「どうしました」

弁護士

「被告は」

「ただの飲み物です」

愛ちゃん

「その通りや!!」しかしここで

衝撃の事実が判明した。

専門家

「解析の結果」

「このドリンクの99割は」

水です記者

「残り1割は?」

専門家

「多分水です」

愛ちゃん

「ただのお茶やないか!!」

裁判長は静かに判決を言い渡した。裁判長

「被告」

「プロテインドリンク」

「有罪」愛ちゃん

「なんでや!!」

裁判長

「理由は」

「怪しいからです」

愛ちゃん

「雑すぎるやろ!!」判決後、

ドリンクは再び

冷蔵庫に収監された。

愛ちゃん

「刑務所が冷蔵庫!!」その頃。

マッスルシャーク本社。

マダム・シャーク

「ホーーーーッホッホッホ!!」

「飲み物を逮捕するなんて」

「愚かな国家ですわね!!」

社員

「社長」

「次は」

「サプリメントが逮捕されました」

マダム

「え?」

社員

「罪状は」

「努力軽視罪です」

マダム

「もう意味が分かりませんわ!!」

ニュースキャスターが締めた。ニュースキャスター

「なお専門家によると」

「裁判の99割は」

雰囲気です記者

「残り1割は?」

専門家

「多分雰囲気です」

愛ちゃん

「全部雰囲気や!!」

街頭インタビュー

市民

「これで安心です」

「夜も安心して歩けます」

愛ちゃん

「何が安心や!!」

おじさん

「ドリンクまだある?」

愛ちゃん

「証拠品や!!」

おはようございます。

天動説ニュースの時間です。専門家によると、

裁判の99割は雰囲気で出来ています。残り1割は

多分雰囲気です。画面の端。

カメラマンは

また

撮影を続けていた。……冷蔵庫の中で、

マッスルシャーク製プロテインドリンクが、

静かに冷やされ続けていた。





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