【エピローグ】
挿絵をまちがっていました!ごめんなさいなおしました。
あと、挿絵の頭身も気に入らなくて直しちゃいました、何度もゴメンナサイ。
そうしてルメリナに帰る前に、ラウマ像の祠に入ってみた二人。
アミュアは最後の瞬間にラウマから逆流してきた断片的にフラッシュした映像から、ほぼユアとであった時の失われた記憶を導いていた。
半分この奇跡も、その内容も。
ーーーきっとわたしは、ここでうずくまっていたんだ。ユアに出会うまでとても長い一人の時間を
ーーーわたし…ううんラウマさまは寂しかったよね…
そのほんのわずかなアミュアの表情の変化から寂しさを読み取るユア。
ちょっと真剣な顔でユアが像に顔を寄せ、舐め回すように見る。
その美しいくすんだ像は優しい笑みを浮かべている。
ラウマ像の面影は今のアミュアにとても似ているのだった。
キスするほどの接近に自分のビジョンがかさなり、急にアミュアは恥ずかしくなってユアを引っ張り離そうとする。
「やめてユア!そんな近づいて見てはだめです!」
いまや同等の体格となったアミュアに引かれては、ユアも踏みとどまれない。引き離されつつもユアのにんまりした笑みは確信犯的にふかまる。
「なんかさ…この像だけ周りより汚れてないよね?」
ユアの声色は少しずつ、いつものからかうような調子を取り戻していく。
「もしかしたら誰かがずっと手入れしてたのかもね?ほらっここなんか磨いてすり減ったんじゃない?」
罰当たりにも像のくちびるをなぞるユア。
まるで自分の唇に触れられたかのように、真っ赤な顔でグイグイとひっぱるアミュア。
たかなる鼓動を意識したとき、先ほど自分の感じた一抹の寂しさが癒えていることに気づいた。
忘れたのではなく。
癒えたのだ。
「いやいや、これきっと男だね!え!?もしかして唇だけキレイに??」
どんどん意地悪顔がひどくなるユア、恥ずかしさが限界を超えたアミュアに投げとばされた。
きれいに半円を描いて地面へと落とされる。
派手に見えて、その勢いほどは大きな音はしなかったのだが。
アミュアの中に走馬灯のようにここから始まった物語が流れていく。
ソリスに出会い。
カーニャに出会い。
ミーナと出会い。
沢山の優しい人と出会い。
そして数えきれないくらいのユアとの思い出。
「ユアはずるいです!…」
仁王立ちのアミュアが腰に手を置き、怒ったようにユアを責めるが、だんだん声量が落ち最後の方は言葉にならなかった。
ーーーこんなの大好きになっちゃうにきまってる!
ころがったまま、いじわる顔からふっと一瞬だけ優しい笑顔になるユア。
静かに吹き抜けた風がアミュアの火照った頬を優しく冷やした。
すこしだけ甘い香りは野イチゴだろうか?
ーーーやっとわかった…これがわたしのつなぎたい手だ。
ラウマが どこへ いってしまったのか、だれも しらないまま。
でもね、もしかしたら、また だれかの てを にぎるために、
ちがう かたちで このせかいを あるいているかもしれません。
ほんとうに たいせつな てとては、
ひみつの ちからを もっているのかもしれない——
あなたの となりにも、
そんな やさしい ひとが いるかもしれないね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
お読みいただいたすべての人に感謝を。そしてこの物語でなにか一つでも貴方に届いたのなら幸せです。
まだちょっと閑話とか書いてみようと思います。お気がむいたらお読みいただけたらと思います。
続きはこちらです!第二部「わたしがわたしになるまで」https://ncode.syosetu.com/n7110kt/




