表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/49

10連覇中の相手に勝てるの?

よっしゃ!! 行くか!!

俺は意気揚々と闘技場に向かっていた――そのとき、多分クラウスの付き人だろうか?って感じの奴が、突然俺に突っ込んできた。

なんで付き人だってわかったかって?クラウスと同じ服を着てたからだ。ベアルックってやつだっけ?……な、なんだ?

「アンタ、クラウスの対戦相手でしょ? 早めに棄権しときな。聞いたことあるだろ? 一撃食らってあばら骨が6本折れたって話」

なんだこいつ……クラウスに無駄な体力を使わせないように言ってんのか?

確かに、前回の試合で最終決戦は互角の戦いで、ギリギリでクラウスが勝ったって話は聞いた。

今日もそいつ出るらしいし、今度はクラウスが負けるかもって噂もあるみたいだ。

そんなすごい戦いなら、俺も見たかったな。

「アンタは怪我しないでくれ。これ以上、苦しんでる人を見たくないんだよ」

え?……善意だったらしい。

だけど、俺は――

「棄権なんかしないよ。俺、勝つから」

「そう。楽しみにしてるわ。くっふふふ」

そう言って、手を振ってどこかに消えていった。

……まぁ、やれるだけやるか。

俺が闘技場に上がった時には、既にクラウスがいた。

審判の人が現れ、言った。

「両者、礼」

俺とクラウスは礼を交わす。

すると審判が続けた。

「一応お伝えしますが、このトレーニング室では死んでも生き返ることができます。ですので、思う存分戦ってください。

では――ファイト!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ