なんか訳分からんないけど腹がクソ痛てぇよぉぉお!
よす!みんな!俺はこの『勇者(仮)の俺の話』の主人公、村谷朝日だ! 俺は昨日(クリスマスやら正月やら、ののかちゃんの謎ご飯やら色々あったが、設定上はその翌日だ)、魔王幹部コーラルとの戦いを終えて家に帰り、ようやく寝ようとしたんだ。
ところが、急に腹が猛烈に痛み出してな。トイレに駆け込んだら30分も出られなくなり、やっと出られたと思ったら今度は強烈な眠気が襲ってきて、そのまま床にぶっ倒れて寝ちまった。
そして今、目が覚めたら……そこは病院のベッドの上だった!
「ここどこだよ……」
体を起こそうとしたが、金縛りにでもあったみたいに一ミリも動かない。
「ぬ、ぬぬぬ……っ」
どれだけ力を入れても体に力が入らず、起き上がれないんだ。一体何が起きたんだ? そう混乱していると、ドアの開く音がした。
ガラガラッ。
ドアの方を見ると(首は動かせるぞ!)、 正晴、栞、ののかちゃん、それにあきとがいた。
「お! やっぱ起きてたか、朝日!」
「起きたなら起きたって言いなさいよ」
「起きたんですね! 朝日さん!」
「急にぶっ倒れたからびっくりしたよ」
「おぉ……よぉ……お前ら……」
「まったく、お前はトイレが長すぎるし、急にぶっ倒れるし。大丈夫か?」
「うーん……多分大丈夫だけど……体が動かないんだ……」
「ちょっと、誰か朝日が起きたことを先生に知らせに行ってきてくれないか?」
正晴の提案に、意外な反応が返ってきた。
「パス、ヤダ」 「私はここにいたいので」 「俺も」
……まさかの満場一致で拒否。
「誰でもいいから早く行けよ……」
「じゃあ、じゃんけんで決めようぜ」
「それでいいわ」 「じゃあそれで」 「へへっ、俺勝っちゃうよ?」
「「最初はグー! じゃんけん……ポン!!」」
「……正晴、あきと。あんまり大声出すな……」
「ぐあああああ! 負けたぁ!!」
正晴が絶叫し始めた。病人(俺)の前だぞ。
「うるさいわね! さっさと行け!」 「ちぇっ、行くよ……」
正晴はだっさい捨て台詞を残して病室を出て行った。
「ほらね? 言っただろ、俺が勝つって!」
俺に向かってあきとがドヤ顔をしてくる。
「こら、朝日さんは疲れてるのよ!」
「あー……心配かけて悪かったな」
「まったく!本当にそうよ! あなたがぶっ倒れるところに遭遇するのは、これで二回目なんだから」
「悪かったって。ののかちゃんもあきとも、心配かけてごめんな」
「いえいえ、朝日さんが無事で良かったです」
「まったくだ!」
「……なんでお前が威張るんだよ、あきと」
またドアが開く音がした。
ガラガラッ。
ドアの方見ると、20代くらいの先生が入って来た。
「朝日さん、気がつきましたか。念のため明日まで入院しましょう。詳しい検査もしたいのでね」
「わかりました……」
そう言った後、書類を色々書いてる先生を見て、
「あの、先生……」
「はい? どうかしましたか?」
「これって、ギルドの保険とか出ます……?」
「ええ、もちろん出ますよ。安心して休んでください」
にっこりとした笑顔で言われた。二十代の破壊力すげ〜
そう、実は冒険者って普通の保険に入れないんだよな。理由は単純、怪我の頻度が多すぎるから。だから代わりにギルドが『ギルド保険』っていうのをやってる。 簡単に言うと、報酬額を少し下げる代わりに治療費を保証するってシステムだ。引かれる額もそこまで大きくないし、なかなか便利なんだぜ、このギルド保険。
みんなも冒険者になったら入ってみたらどうですか? 今ならお安くしときますよ……なんてな!
みなさん、お久しぶりです!モヒです。 ちょっと最近忙しくて、なかなか投稿ができずにいました。申し訳ない!忙しかったのもありますが、次の展開をどうしようか迷っていたら、結構時間が空いてしまった次第です。
さて、今回は朝日が腹を下したり、倒れたりした理由について解説します。 その前に注意! この設定は本編の中では詳しく語られない可能性が高いので、ここでしっかりチェックしておいてください。あと、これからお話しすることは朝日自身も知らないことなので、本人には絶対に告げ口しないでくださいね(笑)。
朝日が体調を崩した理由は、彼の能力にあります。 朝日の能力を思い出してください。「不老不死」です。この「不死」とは、寿命が尽きるまで絶対に死なないことを意味します。
例えば、朝日がマグマの中に落ちたとしましょう。流石の再生能力でも、マグマの熱を中和し続けることはできません。普通なら死んでしまいますが、彼は「絶対に死んではいけない」ため、体がマグマに適応します。簡単に言うと、体温をマグマと同等まで引き上げるんです。「そんなの体は大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、大丈夫。平常時の体温が一時的にマグマ並みになるだけです。
この時、体内の栄養分は使いません。能力が周囲の魔力などを勝手に取り込んで体温を上げるので、発動中は何も消耗しません。……ですが、ここからが重要です。
この「適応」は、一週間ほどで解除されます。適応した細胞が徐々に入れ替わっていき、元の体に戻ります。この適応には激しい反動が伴います。 それが、今回彼が経験した「30分ほどトイレに籠る」ことや、「倒れ込んで数日間体が動かなくなる」といった症状の正体です。
なぜトイレに籠るのか。それは、これから数日間寝込むことを見越して、体が動かなくなる前に体内の老廃物をすべて出し切ろうとする自浄作用なんです(※トイレに籠るのは毎回あります)。
この適応能力は何回でも使えますが、発動するかどうかは「能力」が判断します。実は朝日の能力には少しだけ知能(意志)のようなものがあるんです。 「今、適応すべきか」を能力側が判断するので、何でもかんでも適応してくれるわけではありません。例えばわざと炎の中に飛び込んだりすると、「能力の悪用」とみなされ、痛い目を見た後に渋々適応する……なんてこともあります。
【今回のケース:雷への適応】 今回、朝日は「雷」に適応しました。 コーラルとの戦いが終わった瞬間、朝日は倒れましたが、これには理由があります。 奥の手である「雷身一体」は、体内に雷を流して身体を雷と一体化させる技です。その際、心臓に雷が流れたことで一時的に心臓が止まり、意識を失って倒れてしまったのです。 本来ならそのまま死に至る状況ですが、不老不死の能力が働き、雷のエネルギーによる「電気マッサージ(除細動)」のような効果で蘇生しました。まさに死の淵から戻ってきたわけです。
設定解説はここまで! ご理解いただけたでしょうか? もし分からないことがあれば、感想欄やメールで質問してくださいね。返信いたします!
それと、現在「カクヨム」というサイトでもこのお話を掲載しています。 あちらでは内容を少しアレンジしていて、例えば「なろう版」のシングル戦ラスト2試合は栞と後藤さんが相手ですが、「カクヨム版」ではののかと栞が戦う構成にしていたりします。 大筋の物語は変わりませんが、所々展開を変えているので、ぜひ読み比べてみてください!
それでは、また次回! 作品のURLを下に貼っておきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
バイバイ!
↓小説家になろうサイトURL
https://syosetu.com/
↓なろうで挙げてる奴のURL
https://ncode.syosetu.com/n5212ki/
↓カクヨムで挙げている奴のURL
https://kakuyomu.jp/works/822139837901589651




