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勇者(仮)の俺の話  作者: モヒチャン


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16/69

ついに最終決戦!! 雷鳴を斬る一太刀!

「両者共に礼。良い試合を。では始めましょう。ファイト!!」


仮面の男が先に動き出した。刀を抜いて俺に突っ込んで来る。俺はそれを弾き返して、隙を探すが、あまりにもない。完成された戦い方だ。すると、


「君は私に勝つつもりかい?」


どこかで聞いたことがある声だな。


「当たり前だ、お前に勝てなきゃ俺は魔王なんか絶対に倒せない!!」


俺はそう言って、仮面ヤローと攻防を繰り返していた。でも、仮面をつけているせいか、視界が悪いのか、たまに仮面の攻撃が俺に当たらない時がある。それにはぁはぁ言ってる。この人の顔を見てみたいし、本気でこの人と戦いたい。俺は腰を低くして突っ込み、仮面がすぐに反撃できないところまで来た。


「さっさと顔見せろよ!!」


俺はそう言って、仮面を剣で吹っ飛ばして、距離を取って顔を見ると……


「後藤さん………」


俺は驚いて思わず言ってしまった。


「ひひひひ久しぶりにシシシシシングル戦にデデデ出てみようかと思ってな」


この人、俺が出るのを知って、参加したな。なんのつもりだ?


そんなことを考えていたら、後藤さんが刀を振り上げた時、雷が咆哮する。


「――お前が俺に勝つってか。夢見すぎだ、朝日」


後藤さんが雷を纏う。髪が逆立ち、義足の先に青白い閃光が奔る。


ドンッ!!


地面が砕ける音と同時に、姿が消えた。見えない。


「速ッ――!!」


次の瞬間、背後から雷鳴の拳。


「遅い!!」


俺はギリギリで刀を横にして受け止めるも、身体ごと吹っ飛ばされる!


「ぐあっ!!」


壁に叩きつけられて、息が漏れた。体がビリビリ痺れてる。マジで一発で死ぬかと思った。


でも、俺は立ち上がる。

俺は後藤さんを見ると、またいない。どこだ? どこにいる?


「ここだ!!」


師匠は刀で結構切りかかって来る。俺は避けたり、刀で受け流しているが、完璧には防げていない。再生能力を持ってるからギリギリ耐えられるけど、これはきついな。


一瞬目を離した隙にまた居なくなってる。クソ、どこだ?


「遅い」


後ろからその声が聞こえた瞬間、俺は壁にいた。蹴って吹っ飛ばされたらしい。


「……ははっ、やっぱ師匠すげぇわ」


「お前もな。昔のガキのままじゃねぇってことか」


雷が走る。空気が焼け焦げる。後藤さんの体の周りには電気が流れていて、ビリビリ音がしている。でもな、俺はこんなところで諦めるつもりはない。


「でもな――それでも、俺が勝つ!!」


「ほぉ?」


俺は目を閉じる。深く息を吸って。


――ここで、心眼を使う。


音が消える。視界もない。あるのは気配だけ。


風の流れ。大地の震え。雷の粒が空気を裂く感覚。


そして、来る。感じる。


「右上、突進――」


ドン!!


刀を振る。ギリギリで後藤さんの刀を受け流し、反撃する。


「ほう……」


次。左、低い姿勢で来る。


「そこ!!」


カキン!! 火花が散る。目を閉じている俺が、攻撃を防ぐたびに、観客がどよめいているのが分かる。


でも、心眼の限界は近い。使えて、あと――一撃分。


(……終わらせる!)


動きが変わった。後藤さんが、力を溜めてる。


(次が本命……!)


目を閉じたまま、鞘に刀を収める。


雷が爆ぜる。


「――雷神穿脚らいじんせんきゃく!!」


目の前に現れるのは、音速を超えた蹴り!後藤さんは壁を蹴りに蹴りまくってスピードを出し、俺に攻撃できる瞬間を狙っている。


来た!!俺は、気配の“空白”を見抜いていた。どこだ?後ろか?間に合うか、いや、間に合わせるんだ。抜刀!!


居合――奥義・風雷一閃!!


刀が、閃光より速く、後藤さんの刀を弾き返し、義足をかすめる。


ガキィィィン!!


義足が砕ける音。バランスを崩す後藤さん。


「うおおおおぉぉぉお!!」


渾身の一閃。


ドバァッ!!


雷を裂き、後藤さんの体を腹ら辺を真っ二つに切った。


沈黙。


そして、後藤さんが笑った。


「……やるじゃねぇか。弟子卒業ってとこか、朝日」


光になって消えてゆく。刀を収める。俺は崩れ落ちるように膝をついた。


「ハァ……ハァ……マジで、死ぬかと思った……」


「それが、戦いってやつだ」


後藤さんが生き返った。俺は後藤さんが差し出した手を握って立ち上がり、熱い握手をした。


観客席から歓声が上がる。


でも俺には、それよりも。


目の前で、敗北を認めて笑う師匠の顔が、一番嬉しかった。

どうもみんなのモッチャンです。ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。本心です。


今回は師弟対決ということで、僕的にはもっとドキドキハラハラに書きたかったんですけど、やっぱり難しいですね……。

どうすればドキドキハラハラに書けるか知ってる方がいましたら、感想のところに書いてもらえたら嬉しいです。マジで書いてほしいです。


この作品はね、「弟子卒業」のところをもっとかっこよく書きたかったので、時間があったらこっそり直しておくかもしれません。見といてください。

僕もどっかに弟子入りして、なんか心に秘めた力に気づいて、世界を救う男になってみたいですね。やっぱり、超能力には憧れちゃいますよね。やっぱり魔法系ていいですね。剣士というか侍っていうのもいいですよね。別に、決してちょんまげになりたいという訳ではありません。

え〜と話を変えますが、後藤さんのキャラクター、僕にはちょっと難しいんですよね。

周りにいないんですよ、イケおじが。でも、やっぱりイケおじには少し憧れますよね、笑。


さて、これから物語はどう進んでいくのか――

まだまだ旅の途中です。多分アニメだったら、今の話は5話か4話あたりだと思います。

頑張って、12話くらいまでは書こうと思ってます!


よかったら、この先も朝日のこと、見守ってやってください。

それではまた次の話でお会いしましょう。


モヒでした。

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