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[RE.page]No.6 新生活1週間日記《エル編その1》

前回のあらすじ

いつの間にか女神様に体の隅々まで弄られて女の子にされてしまいました。


エル「誤解をばらまくようなあらすじを書くなっ!!」


サブタイトルを一部変更しました


新生活1日目


今日から東城鶫改め、エル・ヴィザストとして師匠お手製の小屋で生活する事になった訳だが互いの自己紹介を終えた直後に早速予想していた問題に直面した。正直想像したくない…というか物理的にできないはず(・・)だった事…約半日前まで当たり前のようにぶらさげていたモノが無くなった事により方法が変わってしまった事…






━━━━━トイレである。






今までと感覚が違うというのに普通にできるわけがない━━━━━━と思っていたのだが……


「何でこんな事まで自然にできるんだ…」


元々男だった僕が女になっても違和感など微塵も感じなかったのに尿の出し方が分からないなんてことはなかった。男として終わったな、僕。というか師匠と一緒にトイレにいかなきゃならないのかと心配していた無駄な時間を返せ!!


ちなみに食事に関しては調理道具があるにはあったのだが師匠はまともな料理が作れなかったので僕が日本の定番料理を作る…なんて都合よく似たような材料があるわけでもなかったので一つずつ材料の味を確認する等試行錯誤して即席の料理を作った。殆ど実験料理の様な品だったのだが師匠からは過剰としか言い様のない称賛の言葉を貰った、ちょっと嬉しかったが直接言うのは恥ずかしかったので言葉にはしなかった。

そしてまた僕の第二の試練?が訪れた。漫画やアニメ等では風呂に入る時に膨らんだ胸とか触ってはしゃいだりオロオロしている性転換した思春期男子が定番なのだが女の体に違和感を感じない糞女神お手製の体の僕にそんな定番反応などあるわけがなく。


「その内精神まで女になってしまうのか……?不安すぎる……」


自分が自分じゃなくなるとかそういう感じではないが、なんかこう…虚しい……

そんな事を考えながら僕は異世界に来てから初めてのまともな睡眠をとった。


新生活2日目


今日からは師匠に異世界の勉強を教えてもらう事となった。死にかけの所を助けてくれた上にこれから僕に異世界の知識や戦い方を教えてくれる人なので敬語を使っていたのだが授業が始まる前に師匠から「これから共にこの家で暮らすんだ、堅苦しい中途半端な敬語はいらん。エルも慣れてないんだろう?丸わかりだ。なんなら親しみをこめてメフォンお姉ちゃん(・・・・・)と呼んでくれてもいいんだぞ?メディスト様曰く今のお前の身体は私の細胞から造られたモノらしいからな」とかふざけたことを抜かすので「黙れ婆師(ばばし)」と言ってやったら━━━━━━━無茶苦茶撫で回された。その途中「女の子の身体じゃなければ顔面トルマソース(異世界のトマトケチャップ)にしてあげたんだがなぁ…」と不自然な影を作りながら笑う様は地味に気持ち悪かった。


最初の授業では転生者の常識と僕が男だと勘違いしていた原因を教えてもらった。

まず何故僕が女の体になっているのに違和感も感じずに男と思い込んでいたかについて説明された。

他人に指摘されたり鏡で自分の姿を見る等外的要因で気づかない限り身体がどれ程変化していようと本人は絶対に自分の変化に気づかないらしい。どうやらあの糞女神が僕に施した精神移植や記憶保持転生体の身体を弄るのは相当危険な行為だったようだ。

特殊スキル追加等能力を変える(僕の場合黒の魔導書)程度は問題ないらしい。実際問題なく発現させることができ、身体や精神に違和感はない。しかし軽いモノで容姿や身長等の身体的特徴を変える、重いモノで性別や種族を変える、細かく言えば前世との変化が大きくない変化(人間から虫等の前世と比べて姿形が全く合わない変化はその時点でNG)なら先程言った外的要因で気づかされない限りは問題ないらしい。しかし早期(半日以内)に気づいてしまったら肉体の変化に魂が拒絶反応を起こし身体から精神が無理矢理分離してしまう。その結果欠けた不安定な魂の恐怖等の負の感情が膨れ上がり最終的に真っ黒な霧の様な『邪気』と呼ばれるエネルギーとなって一気に爆発的に拡散する『邪気爆散』という周辺の魔獣が桁違いの力を身に付けてしまう現象を引き起こす。邪気爆散によって強化された魔獣はカオスエネミーと言うらしい。

大地を枯らし、空気を穢し、本来自然や生物の恵みであるエナ等の自然エネルギーを障気に変えてしまうほどカオスエネミーの力は恐ろしいのだという。

糞女神め……人を殺した上に僕の意思を無視してあろうことか博打のチップにしたという…こんなイカれた女が神の頂点なんかに居座り続けたらこの世界、いつか終わるぞ。

もう異世界で生活するよりどうにかして糞女神の元へ行って最高位女神の座から引き摺り下ろした方が余程生産的な気がしてきてしまった。

後死者転生や精神移植は当然神にのみ許された行為だったのだが僕や僕のクラスメイト達とは違い過去に記憶を保持したままの異世界転生者の一人が力に溺れ『転生体改造召還』という禁忌スキルを習得、更には本来不可能な筈の禁忌スキル法式(魔力を送るだけでスキルを習得できる代物)を造ってしまい人間にも使用可能にしてしまったらしい。それ以来魔物やカオスエネミーが発生するようになったのだという。

転生が人間に使える様になった事で転生者よりも転移者の方が今の時代レアケースになった様だ。そしてカオスエネミーの発生原因が判明してからは転生体改造召喚を禁忌スキルとして発見された法式は全て焼却、スキル習得者、法式所持者は実行の有無関係なしに即刻死罪という法律が世界中で定められた。

転生体改造召喚が出回ったのが約五百年前なのだがあくまであらゆる世界の死者の魂を無理矢理召還しその拍子に生け贄の死体の肉体をランダムに造り替える為転生者の生存確率は約30%とかなり低い。それでも尚転移者の方が数で勝るのはそれほど秘密裏に転生体改造召喚を行使する人道から外れる者が多いという事だ。

なので今となっては最低でも数百単位の異世界転生者がこの世界に居るのだという。魂に影響がなかった者達だけだが…


つづく

メディスト「ちなみにエルちゃん(・・・・・)はどちらかと言うと転移者なんですよ?」

エル「確かに、体が変わったが最初から第二の人生って訳じゃないんだよな…結局転移者だったのか…」

メディスト「あれっ?いつもみたいなツッコミはなしですか?」

エル「あんた僕を何だと「ツッコミ役」……糞女神からビチ○ソ女神に昇格か?勿論悪い意味で」

メディスト「…ごめんなさいそれだけはご勘弁を……!!!」


しばらくは説明回続きになりそうです。


『黒の魔導書━異世界に来た元少年は魔導書を解読しながら最強に━』を面白いと思ってくれた方、よければ感想、レビュー、ブックマーク、pt評価等をよろしくお願いしますm(__)m

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