[RE.page]閑話No.3 新生活1週間日記《メフォン編》
エルとメフォンの最初の1週間、メフォン視点です。
一部修正しました
新生活1日目
最高位女神メディスト様の神託を受けた私、メフォン・ウィザストはとある少女に修行と勉強を教える事になった。
エルと改名した彼女はなんでも異世界の人間族でとある事情により転生という形でこの世界…クシャナドに来たらしい……のだが私はこいつが元男だという事がとても信じられん……しかも転生後の彼女の身体…私の細胞を元に造り出した器らしい━━━━━というかメディスト様…貴女いつの間に私の細胞を入手したのですか!?そういう事するなら細胞の持ち主である私に教えてくださいよ!!
…まぁそれは一先ず置いておいて……顔には出さなかったが女である私ですら見惚れてしまう完成された容姿、腰にまで届く黒く輝く長髪、見ただけでキメ細やかだとわかる純白の肌、豚人種の中でも雑魚中の雑魚とはいえクラッシュオーク相手に相討ちで生き残ったとは思えないとても細い腕、大きすぎず小さすぎるわけでもない形の良い乳房、綺麗な曲線を描く引き締まったくびれ、割と大きめなお尻、同性だとわかっていてもどうしても意識してしまう足……油断したら冗談抜きで同性愛に目覚めてしまいそうだ……そして彼女が即興の料理を作ってくれた。元の世界と食材が違うだろうによく作れたな……ただただ疑問に思いながら食べてみると━━━━
━━━━━究極の美食がそこにはあった。
彼女は本当に私の細胞を持っているのか!?私には一生かけてもこんな至高の美食…とてもじゃないが作れはしないぞ!
約400年の私の人生…焼くか生かの野性的な食事を今まで食してきたからこそ言える………残りの寿命が尽きるまで教え込まれようとも無理だ!!断言できる!!!
というかこいつ超優良物件過ぎないか!?何処に出したって恥ずかしくない花嫁だぞ!…そんな考えが伝わったのかジト目を向けられたが。お前の様な美少女にやられてもご褒美なだけ……って何を考えているんだ私は!?っとそこまで考えてふと思う━━━━
こいつ…風呂とかどうするんだ……?
正直とてつもない容姿のせいで元男だというのが未だに信じられないが本当にそうだとしたら大丈夫なのだろうか?いずれは嫌でも慣れなければいけない身体だとはいえすぐに抵抗なく美少女の裸を見るのは無理だろう。
しかし私の心配はあまり必要なかった様だ、本人も気にしていた様だがいざ実行してみるとすんなり問題は解決したらしい。彼女曰く「少ししか抵抗なかった……僕は思春期の1男子だったはずだ…!はず…は、ず…だよな……?」と最後の方は当初の心配とは別の意味で衝撃が強過ぎて不安になったのか疑問符になってしまっていた。
そのあと彼女に部屋を1つ貸してやった。
私だけベッドというわけにもいかないしな……これからは楽しくなりそうだ……そんな子供っぽい事を考えて私は眠りについた。
新生活2日目
これから彼女…いやエルか…これから1つ屋根の下で共に暮らす家族なのだ、師匠…そしてこの世界での親として他人行儀はやめる事にした。
いや親というのもちょっとおばさんみたいでアレだな……よし!これからはメフォンお姉ちゃんと呼んでもらおう!そう思いエルに伝えるとあろうことか「黙れ婆師」などというふざけた答えが帰ってきた。
こいつ……!人が善人面しているのを良い事に調子に乗りおってからにぃ………!!顔面トルマソース(異世界版トマトケチャップ)にしてやろうか!?…イ、イヤッ!…こ、こんな可愛い顔傷つけるなんて私にはできない……!……これが『ただし美少女に限る』というヤツなのか……?ま、まぁ今回だけは勘弁してやろう!わ、私の方が美人でナイスバディなんだからねっ!…泣きたい。
複雑な心境のままエルにこの世界の事を教えた。
今日は今の彼女にとって最も重要な話…『この世界における転移者と転生者について』だ。エルはタイムリミット…12時間の大半をクラッシュオークとの戦闘での疲労と傷で気を失っていたから最悪の展開には至らなかったものの一歩間違えばこの森をカオスエネミーの苗床に変えてしまうところだっただろう……
メディスト様も自分好みの美少女にしたいが為にわざわざ危険を侵してまでエルの性別を変える必要はないでしょうに……あの方は昔から…やる時はしっかり者だがプライベートは本当に自由奔放な方だからな、エルもなんだか苦労人の気配がするし…弟子の行く末が出会って3日目にして早くも不安だ…今日の料理もごちそうさまでした!…美味。
新生活3日目
今日はこの世界『クシャナド』の創歴時代…旧文明の歴史を教える事にした。まぁクシャナドなんて正式名称は今の時代殆ど伝わっていないだろうな。
そして教えている内に思ったのだがエルの奴…割と理解が早いな。正直教え甲斐がない…もう少し悩めよ、もう少し質問して来いよ!不貞腐れながら今日もエルにこの世界の事を教えていくのだった。相変わらずエルの料理美味。
新生活4日目
今日はこの世界の7大国とその首都の事を教える。最初は硬貨等の一般常識以下の事も教えようと思ったのだが今後この無愛想で妙に世話焼きな弟子が慌てる姿を想像してみると面白そうだったのでやめた。別に自分の眼で見るわけじゃないんだがな?想像するだけでも酒のつまみになるんだ、それで満足。
ついでにどの国が気になるか聞いてみると『ヴァーゼンタイン帝国』と答えた。『クリストフ大闘技場』に参加してみたいらしくお祭り騒ぎな連中の集まる国と聞いて是非行ってみたいと思った様だ。エルの奴意外と祭り好きなんだな…
ちなみに色々あってエルの異常なまでの方向音痴が発覚した、しかも本人の反応からして無自覚らしい。全くタチが悪い!流石に心配になってしまった……そして5日目も国々の勉強となった。…エルの料理の味癖になりそうだ……♪
新生活6日目
今日はステイタスについて詳しく教える事にした。今日でエルがこの家に来てから7日目、明日から本格的に修行が始まるのだ…前日にしっかり教えるべきだろう。しかしエルのステイタスの種族名と命年の欄はなんだ!?メディスト様の話によればエルの身体の大半は私の細胞からできているらしいが人間族と私と同じ種族の翼人族が同時に現れている。
命年に関しては更におかしい。エルにより詳しく黒の魔導書のスペルの1つ『知恵眼』の鑑定能力で見てもらうとどうやらこの世界に来た日から1年経つと翼人族としての命年表記が10年も一気に増えるらしい…本当に不思議な少女だ。
明日からの修行はどんな驚きが待っているのだろうか?エルとの日々は本当に面白い事でいっぱいだな。
これからも絶品料理よろしくお願いします!…ホント美味。
END
メディ先生「メディ先生の『くろまど』解説コーナー!『くろまどばなし』のお時間でーす!(*’ω’ノノ゛☆パチパチ」
エル「(*’ω’ノノ゛☆パチパチ━━━次回から沙藤を呪毒から助ける為、そして異世界を旅して色んな事を経験する為の旅が始まるのか…」
メディ先生「アラッ!超絶美少女が黄昏ちゃってもう!…萌え「黙れ」━━━すみません……こ、このコーナーはこの私…絶世の美女神メディストことメディ先生がくろまどのいろんな用語や本編で最近と○る魔術の○書目○の漫画(GCだよ☆)一巻から読み直している作者が説明しきれなかった事を解説するコーナーです!第6回は『使徒の意味の違い』について解説していきましょう!」
エル「そういえば僕の称号スキルに『最上位女神の使徒』っていうのがあったな。後この前出てきたエシュレアとかいう新キャラもメディ先生の使徒らしいし」
メディ先生「エルちゃんの称号スキルの使徒は神々…今回の場合私ね。神と深く関わる者の事。あ、ちなみにエシュレアは五月蝿かったけどエルちゃんに対して話したりサポートしたりしているのは決して過度な干渉ではないわ。あの子が勉強不足なだけ。そしてエシュレアの様な使徒は簡単に言えば各神々専属のの部下ね」
エル「説明雑!?エシュレアか……苦労してるんだな……!」
メディ先生「苦労前提!?ていうかあの子貴女をある意味ヤバい目で見てるから気をつけた方が良いわよ?それではまた次回!メディ~♪」
エル「メディ~♪…あ、もし今も見てるなら言っておく。変な事されかけたら遠慮なく潰すから来るなら死ぬ気で来てくれ。僕もメディ先生に対しての苦労をわかり合えるあんたに1度は会ってみたいしな」
これにて二章終了です!次回からは三章『夢見る街と黄泉の国』です、お楽しみに!…エシュレアとエルが出会う日は来るのか…?
『黒の魔導書━異世界に来た元少年は魔導書を解読しながら最強に━』を面白いと思ってくれた方、よければ感想、レビュー、ブックマーク、pt評価等をよろしくお願いしますm(__)m




