[RE.page]閑話No.2 怠惰の末路
久々にエルが料理披露!
「……」
「…い、いや……そ、その…隠されたら普通探したくなるだ━━━━」
「『神威』『アサルトモード』『エンチャントパワード』『エンチャントマージア』『黒魔導』コネクト『エンチャントテンペスト』『空振━━━━」
「罰に堪えきれなかったとはいえやって良い事と悪い事がありました……反省しています」
「後悔はしていないと━━━━」
「反省してます後悔もしてます貴女様を怒らせてはいけないと心と記憶に刻みましたのでどうか怒りを押さえて下さい御願い致します!!!」
僕は今、師匠…もといぐーたら年増に裁きの鉄拳を下そうとしている。3重エンチャントと神威にアサルトモードからの振闘術で……
何故僕がここまで怒っているのか…事の始まりは今日の夕方、食事前━━━
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「エル、お前もすっかり慣れてきたなこの生活。いっその事この森で仲睦まじく暮らすか?」
「何時かはまだ考えていない……けどいずれこの森は出る」
「そうか…」
「ほらできたぞ。今日の晩飯は『カジカのレアステーキ森の恵みデミグラスソース』『ミストポテトサラダ甘口風味』『ホワイトコーンスープ』だ。カジカを使ったステーキは甘い物と合うからな」
「おぉ!このミストポテトサラダというのはエルの居た世界の料理か?」
「あぁ、この森僕が来たばかりの頃に比べると色んな種類の植物が増えたからな。恐らくチャクラを使った修行の影響でこの土地がチャクラの恩賜を受けて豊かになったんだろうな。
しかもこの森の多彩な果実に誘われて動物達が以前より増えている。
修行ついでに魔獣達を間引いて数を減らしたのも動物達が増えた理由の様だしな。お陰で色んな地球料理を再現できる」
「森と森の生物に感謝だな。それじゃあ━━━」
「「いただきます」」
師匠は僕の料理に満足してくれているのか無言でポテトサラダを食べている。
霧が発生する環境でしか栽培できないミストポテトは日本のジャガイモよりも甘めで個人的に調理しやすい。お陰でポテトサラダは日本に居た頃よりも美味しくなった。今回使ったホワイトコーンも味が甘くなる様に家の前に作った広大な畑で品種改良をしてある。
甘い料理と相性が良いカジカのステーキをメインディッシュに全体的に甘い料理というわけだ。
「ごちそうさま」
「お粗末様…って食ってすぐ寝るな!…太るぞ」
「!?…う、うっかりだうっかり!」
修行中は鬼の様に厳しいが家でくつろいでいる師匠は結構…いや、かなりだらしない………僕と違って根っからの女性なのだからもう少し生活習慣を気にしてほしいものだ。
僕がここに来たばかりの頃は本当に散らかり放題だった。数日間でも僕が掃除していなかったら足場は殆どなくなっている事だろう……修行時以外は完全に主婦な僕である。
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「すぅ…すぅ……んっ…緑の小鬼のピラミッドォ…ふぇ…」
(どんな夢見てるんだこいつは……)
夢の内容が気になる寝言を言いながら熟睡している超絶美少女の部屋に侵入している犯罪臭を漂わせる影が一つ……その目的とは━━━━━
(私のお酒達の隠し場所を今日こそは…!待っていてくれ!今行くからなぁ!)
以前酒に酔った勢いでエルの胸を揉んだりキス未遂等のセクハラ行為を手を染めた事により彼女の怒りに触れてしまい鉄拳制裁で撃沈し罰として徹底禁酒の刑に処されあらゆるメフォン秘蔵の酒瓶も綺麗サッパリ隠されてしまったのだ。
完全に自業自得、酒に溺れるとはまさにこの事だ……が、流石に1ヶ月以上の禁酒は堪えたのか1週間前から毎晩エルの部屋に侵入しては探していた。まだ完全にチャクラを使いこなせていないエルでは睡眠中に探知を常に使う事はできず師匠の侵入を許してしまっているのだ。そして地球よりも明るい月の光があるとはいえ暗い事にかわりはない。メフォンも慎重に行動していたのだが人が常に完璧である事などできるはずもなく━━━━
パリィィィン!!!
「!?しまっ、た━━━━━あ」
エル…鶫は初めて関連の物は大切にするタイプだ。日本に居た頃初めて買った貯金箱や初めて作ったプラモデルも自分の部屋に飾ってある、異世界に居る今はどうかはわからないが。そしてメフォンは割ってしまった…
エルが異世界に来てから初めて繭霧の森の南にある村…リーシャンで買った『花瓶』を━━━━
(こ、これ…エルがすごく大事に育てていた花じゃないか!?たしかゲル…ゲル……じゃなくてあいつが起きる前にどうにかしなければ……間違いなく悪魔が現れる━━━!!!)
「『チャクラ復げ…へ、へくちゅっ!……マズ━━━━━」
ドカァァァァァン!!!
チャクラを使った技の1つ『チャクラ復元術』…チャクラを破壊した物体に巡らせ元通り修復する技を使おうとしたのだが可愛らしいくしゃみをしてしまった拍子に加減を間違え花瓶を直すどころか爆風を発生させてしまいエルの部屋までとんでもない状態にしてしまった。
「ど、どうする…!?この状況……!」
「オイ」
「!?!?エ、エエエエルゥゥゥゥゥ!?」
「表出ろコラ」
「ハ、ハイ……」
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ハイ回想終了。思い返してたら更にイライラしてきた……っ!!!
「アレは普段から酷い生活していたツケだろ」
「ソウデスネ…」
「アンタが修行以外もしっかりしてくれてたら僕の部屋もあんな大惨事にならずにすんだんだ」
「ホント反省してます」
「とりあえず」
「も、もしや許して━━━━」
「百回死ねっ!!!!!」
「アァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?!?!?」
この出来事の後3ヶ月もの間メフォンは毎晩エル関連の悪夢を見続けたのだった……良い子はマネしないでね☆
END
メディ先生「メディ先生の『くろまど』解説コーナー!『くろまどばなし』のお時間でーす!(*’ω’ノノ゛☆パチパチ」
エル「……」
メディ先生「こ、今回機嫌悪いねぇ……嫌な事思い出しちゃったのかな…?このコーナーはこの私…絶世の美女神メディストことメディ先生がくろまどのいろんな用語や本編で執筆を怠けている事が多い残念作者が説明しきれなかった事を解説するコーナーです!第5回は『リーシャン』について解説していきましょう!」
エル「閑話No.1では村に行くぞ…」
メディ先生「一応喋ってくれるんだ…リーシャンはエルちゃん達が住んでいる繭霧の森を南に出てすぐそばにある人口300人程の割と大きめの村で女神の石像の噴水…私の石像が観光名所になっていて観光客も多いのよ!ま、当然ねぇ♪私の美しさはただの石の塊ですら輝かせるのよ!」
エル「ただの石の塊って言っちゃったよ…」
メディ先生「エルちゃんとメフォンちゃんもたまに利用する村なのよ!そろそろエルちゃんのご機嫌ナナメっぷりがヤバいのでまた次回!メディ~♪」
エル「めでぃー(棒)」
メディ先生「棒読みはヤメテ!」
一応クシャナドにもデルフィニウムあるんだよ(ご都合的なアレ)
『黒の魔導書━異世界に来た元少年は魔導書を解読しながら最強に━』を面白いと思ってくれた方、よければ感想、レビュー、ブックマーク、pt評価等をよろしくお願いしますm(__)m




