【ひとくち物語】161話目
○産婦人科にて
夫 「産まれた子はどんな赤ちゃんだい?」
妻 「……半分はあなたで、もう半分はわたしでできているわ」
夫 「何を言ってるんだい。当たり前じゃないか」
妻 「ちがうの。遺伝子のことを言ってるんじゃなくて、物理的なことなの。左半分に"男の子"がついていて、右半分には"女の子"がついているの」
○電話
電話相手 「母さん! オレオレ! オレオレオレオレ!」
母さん 「なにサッカーの応援なんてしてるんだい?」
○病院にて
男 「お前は既に死んでいる」
看護師 「先生、ご遺体にそれ言うのいい加減やめて下さい」