始めての異世界トリップ
「はぁ」
寒くなってきた今日このごろ、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私、村野優斗は風邪もひかず健康に過ごしています。
・・・俺は誰に話してるんだ?
まぁいいや今、俺は気分が良いからな!
「【モンスターダンジョン】の予約がとれたなんてまだ夢みたいだな・・・」
そう俺は【モンスターダンジョン】の予約がとれたのだ‼
えっ、何のことって顔をしてるな
おいおい【モンスターダンジョン】は世界で始めてのvirtualのソフトじゃあないか
「走るか」
はやくプレイしたいからな
「ん?」
おいおい猫が道路の真ん中にどっしり陣取ってやがる。しかも車がきたら100%轢かれる場所にだ。
「おいおい」
まっ、俺にはかんけーないけどね
とっ、俺が進もうとしたその時
ゴオオオッ
とトラックが走ってきた!
「くそっ」
俺は頭が真っ白になりつつも猫を助けるためガードレールを飛び越し道路を走り猫をすくいあげ、投げたまではよかったがトラックはもうすぐそこまで来ており
「がっ」
視界が一転したとおもうと真っ赤にそまり
(ああ、俺、死ぬのか)
死ぬのに俺は異常なほど冷静に物事を見ていた
(猫、大丈・・夫・・・か・・・な・・)
俺は薄れていく意識で走る猫を見た。
(よか・っ・・た)
俺の人生は幕を閉じた