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シャッター

作者: 北川
掲載日:2025/11/17

18歳の時、

友人の悟くんとよくドライブに出かけた。

彼は度胸が良かった。

ある日から県内の有名な心霊スポットに

2人で毎晩出かけた。

その日は潰れたホテルに向かった。

真っ暗な山道を登って行くと

『確かこの辺』と彼は言った。

右側の奥にホテルは見えた。

敷地の僅かな場所に車を止めエンジンを切る。

『懐中電灯は?』と聞くと

『ないよ、発煙筒しかない』


ホテルはシャッターが何ヶ所か閉まっていた。

1ヶ所シャッターを開けて、2人で中に入ると

1メートル先も見えないくらい真っ暗だった。

そこで発煙筒を点火して中を回った。

ビックリしたのはまだ全然荒らされていなかった。

違う意味でとても悪い事をしてると思いながら

館内を歩いた。


しばらくすると当然、発煙筒は消えた。

真っ暗になり壁を触りながら歩いていると


ガッシャーン

ガッシャーン

と、あちこちのシャッターを外から蹴る音がした。

『やばい誰かきた』と僕達は焦った。


ガッシャーン

ガッシャーン

ずっとシャッターを蹴られていて

脅されている様に感じ

『何人いるんだろう』

『車は無事かな』

そんな事を話しながら

2人でどうにか入ってきた場所に辿り着き

中からこっそりと外を見た。


誰もいなかった。

誰の車もなかった。


『風でシャッターが揺れたんじゃない』

彼は笑いながら言った。


風なんか吹いていなかった。




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― 新着の感想 ―
とても怖いです 山道の潰れたホテルというシュチュエーションが なにか起こるだろうと予感させます 無事に帰ってこられて よかったですね
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