だから私は、浮気する。
私の彼女は何でも浮気だと言う。
女の子と〘話す〙、〘手をつなぐ〙、〘遊びに出かける〙、何をしても浮気だと言われる。
だから、GPSも盗聴器も当たり前。
それでも私は浮気をする。今日もお友達と遊びに出かけ、たくさん話して手もつないだし、連絡だって無視した。
私はバレるから浮気をする。毎日、お友達と、浮気する。
今日もそうして帰ると雪麗はやっぱり怒っていた。
『浮気しないでって、言ったよね?』
『連絡もしたよね?、何で出てくれなかったの?。心配したんだよ?』
「 …… 」
『ふ〜ん、私は詩羽のことこんなに心配してたのに、、詩羽は私のことなんてどうでもいいんだ〜、』
「そんなっ、こと、は … ないけど、、」
『そっか〜、言い訳するってことは “お仕置き” されたいんだ?』
『もしかしなくてもだけど“お仕置き”されたくて浮気したりしてないよね?』
「ち、っち、がう…よ」
あっ、バレて、、る…
もう、浮気できないかもしれないけど、、
『そういうことするんだ〜、、でも、今日はいつもの“お仕置き”だけじゃ許さないからね?』
そう、私は“お仕置き”をしてもらう為に、浮気をする。
雪麗が“お仕置き”をしてくれるたびに愛してくれてるってわかるから…
雪麗の頭も心も私でいっぱいだって分かるから、、
だから私は、浮気する。