神さまは乞食の姿をしていた
路地裏で乞食がうずくまっていた。
小汚い姿で
「お慈悲を」
と言った。
そこで僕はポケットから札束を渡した。
「ありがとうございます」
そして数日後に僕は自殺を決行した。
屋上から飛び降りて、死んだと思ったら生きていた。
目の前には輝く老人がいた。
それは神様だった。
神様が僕を助けてくれたのだ。
「神様、なぜ僕を助けてくれたのですか」
「あのときの乞食は私だったのだよ」
「そうだったんですね」
そう思うと、すごく腹が立ってきた。
「乞食のふりなんてするんじゃねえよこのカスが!!!」
輝く老人を殴ったり蹴ったりした。
「自殺してんのに正義ぶって止めてんじゃねえよ!
死ぬほうが楽なんだよバーカ!!!!!!!!!」
老人は乞食よりぼろぼろになって地面に倒れていた。
神様を虐待して心がスッキリしたので家に戻った。
「ふう」