閑話 エデルのとある一日
「この青リンゴは食べるには少し柔らかいので人気が無いですけど、甘味が強いので果実水にするにはピッタリですよ。サービスするんで使ってみて下さい。はちみつレモンも置いときますね。それじゃまた明日もこの時間に来ます」
「おはようございます! 氷を貰いにきました。今日はハンバーグ教えるの頑張って下さいね。えっ?はちみつレモンは、ヴェルナー司祭に渡すんじゃなくて食堂のおばちゃんに渡すんですか?」
「こんにちは! これ今日から果実水のお店に卸しているんですけど、いっぱい作ったので食べて下さい。美味しいだけじゃなくて、疲れも取る効果があるらしいですよ。それじゃ洗い物も終わったんで、プレートはここに置かせてもらいますね」
「こんばんは。フルーツの盛り合わせと果物を漬けた赤ワインです。果物の皮は漬け込んだあと取り除いていますので、そのまま食べる事も出来ますよ。それじゃまた明日もこの時間に来ます」
「奥様、僕はお酒が飲めないので試してもらえませんか? 果物の組み合わせを変えていますので、どっちが良いか飲んだら教えて下さい」
「ただいまー。お母さんの大好きなパイナップル一緒に食べよー。えっ? 無理なんてしてないよ。お母さんが喜ぶ顔が見たくて仕事頑張ってるんだから一緒に食べよ」