表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界ネットショップマスター  作者: グランクリュ
第一章 夏祭り屋台編
10/207

閑話 メイド長の想い

 裕福な家庭じゃなかったから、小さい時からメイドとして働いたの。

とにかく働かないと生きていけなかったから。



 この仕事で一生働く為に、スキルと教養を身につけた。

奥様に認められてメイド長になった時は嬉しかった。

何度が縁談の話があったみたいだけど、お断りさせてもらったの。



 だって…… 想い人がいるんだもん。



 同じマインツ伯爵家で働く、料理長のオリバー。

私が見習いのメイドとして働き始めた時、オリバーは既に厨房で働いていた。



 オリバーってすごく優しいの。

仕事で失敗して裏庭で泣いている時、声を掛けてくれた。

その日の賄いには、私の好きなフルーツをこっそり渡してくれた。



「これでも食って元気出せや」



 この言葉と笑顔に、私の心は撃ち抜かれたの。

でもオリバーを見ているうちに気付いたの。



 私の事女性として見ていないって……

お化粧して綺麗になって…… オリバーに私を女性として見てほしい……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ