登場人物紹介(兼 ちょっとネタバレあらすじ)
仕事の合間に息抜きしたくて書いていたお話ですが、結構面白いなと(私は)思ったので投稿します。楽しんでいただければ嬉しいです。
細かいところは決めておらず、今後もとにかく楽に好きなように書くことが目標で、更新ペースは不定期です。
ここで紹介する二人を中心にした物語で、恋愛要素はちゃんと入りますが、メインは全寮制学校のスローライフ日常話です(主役は学生ではなく教職員)。過去話も入りますし視点もたぶん適当に飛びます。
起承転結がなくても展開が遅くても完結しなくても、あー好き放題やってんなーくらいで許せる方、どうぞおつきあい下さい。
(完結待ちの読者さんが多いので、念のため記しました)
・マチルダ
旧王都ガーデール魔法学校の卒業生。購買部で販売員をしている21歳。
魔力が強かったため貴族の養女になり、学生時代は成績優秀、女子寮の寮長にまでなった。
在学中に、養父のお膳立てで貴族令息と婚約。卒業後は王宮魔法使いの助手として働き、いずれ王宮魔法使いになったら結婚する予定──のはずだったが、ある出来事を境に急転直下。仕事はクビになり、婚約は解消、養父にも見放される。
魔法学校時代の恩師(校長)が身元引受人になってくれ、校長の家名を名乗って、現在は母校の卒業生ギルド会館購買部で働いている。
人生、ずっと養父に敷かれたレール上を走ってきたため、急に放り出されて茫然自失、いまだに目標などは持てないまま。とにかく今できることを精一杯やれるだけでも幸せだ、と頑張っている。
優しく朗らかだが、自分より他人を優先してドツボにはまりがち。
・ヒューゴ
魔法学校で魔法構築学を教えている教師。卒業生の21歳(マチルダと同期)。真面目クールメガネ。
一度は魔法インフラ庁に就職し、新王都の生活基盤を管理する仕事をしていたが、いずれは父親が校長を務めている魔法学校で働くつもりだった。
学生時代は成績優秀で(隠れて努力するタイプ)、男子寮の寮長を務めた。ライバルであるマチルダにほのかな恋心を抱いていたが、彼女には婚約者がいたし、元々気持ちを表に出さないタイプなので、誰にも知られることはなかった。
しかし卒業後、マチルダの窮地を救うため父親に直訴し、やや強引に魔法学校の仕事に誘い、自分も予定より早く脱サラして教師になる。
もちろん、マチルダへの気持ちはあっさり再燃。一つ屋根の下で同じ名字を名乗って暮らしているこの状況が夫婦のようで、内心悶え死ぬほど嬉し恥ずかしでんぐり返り状態なのだが、それもいっさい表に出さない。
色々あって気持ちを打ち明けられないまま、マチルダを見守っている。