魔剣鍛冶師の魔術道【一章完結】
魔術師は才能が八割である。生まれた時点で適性のある術式、魔力量の最大値が確定してしまう。いくら努力しようとも変わることのない二つの要素。どちらも平均以上でようやく魔術師として成り立つ。
魔術師の名門グローテル家に生まれたグレイスには、術式に対する適性が全くなかった。魔力はあっても術式が使えなくては魔術師とは呼べない。父親からは見放され、「お前には何も期待していない」と冷たい言葉を浴びせられる。
だが、グレイスは諦めなかった。魔術とはこの世で最も自由な力。自分も自由に魔術を使いたいと願った。
そんな彼には一つだけ、他にはない才能があった。その名は――『鍛冶スキル』。
「そうだ。魔剣なら……俺でも魔術が使えるんじゃないか?」
たった一つの細く険しい道を見つけたグレイス。
覚悟を決めた彼は、全てをかけて魔術師を目指し始める。
これは才能に恵まれなかった少年が、誰よりも自由な魔術師になるまでの物語。
魔術師の名門グローテル家に生まれたグレイスには、術式に対する適性が全くなかった。魔力はあっても術式が使えなくては魔術師とは呼べない。父親からは見放され、「お前には何も期待していない」と冷たい言葉を浴びせられる。
だが、グレイスは諦めなかった。魔術とはこの世で最も自由な力。自分も自由に魔術を使いたいと願った。
そんな彼には一つだけ、他にはない才能があった。その名は――『鍛冶スキル』。
「そうだ。魔剣なら……俺でも魔術が使えるんじゃないか?」
たった一つの細く険しい道を見つけたグレイス。
覚悟を決めた彼は、全てをかけて魔術師を目指し始める。
これは才能に恵まれなかった少年が、誰よりも自由な魔術師になるまでの物語。
第一章
1.適性ゼロの落ちこぼれ
2021/09/02 11:00
2.目指す道
2021/09/02 12:02
(改)
3.旅たち、弟子入り
2021/09/02 14:02
(改)
4.四年後
2021/09/02 17:02
(改)
5.王都帰還
2021/09/02 20:03
(改)
6.田舎者の扱い
2021/09/03 07:00
(改)
7.試験開始
2021/09/03 12:03
(改)
8.落ちこぼれの再起
2021/09/03 14:01
(改)
9.自由の象徴
2021/09/03 17:02
(改)
10.俺の魔術道
2021/09/03 20:14
(改)
11.試験終わりに
2021/09/04 07:00
(改)
12.初めての夜
2021/09/04 10:40
(改)
13.魔剣の適性
2021/09/04 12:00
(改)
14.持たざる自分
2021/09/04 14:07
(改)
15.汚れた招待状
2021/09/04 16:01
(改)
16.真夜中の邂逅
2021/09/04 18:03
(改)
17.貴族の意地
2021/09/04 20:01
(改)
18.影縫
2021/09/05 07:00
(改)
19.選択と審判
2021/09/05 09:00
(改)
20.スタートライン
2021/09/05 11:00
(改)